チグリジアー愛して、助けてー (ページ4)

今日:19 hit、昨日:8 hit、合計:557,333 hit

4 ページ4

「香織～！もうお開きだよ！帰るよ！」

涼太ぁ～なんて言いながら、ふらふらしてる香織を支えて、居酒屋の玄関を出る

涼「Aちゃん！ごめんね、いつも」

「いやいや、気にしないで！涼太くんこそ、この酔っぱらいの相手、ご苦労様です笑」

爽やかで上品な雰囲気な涼太くんに香織を引き渡す

香「あ～、涼太だぁ。んふふふ」

涼「ほら、しっかりしなよ。帰るよ」

香織は相変わらずだけど、涼太くんの方も香織を見た途端、上品な雰囲気が一変して甘い雰囲気を纏う

いいなぁ、なんて羨ましい気持ちが募るばかり

？「おー、涼太じゃん」

「あれ、翔太じゃん。久しぶりだね。元気だった？」

あ、そういえば、渡辺って涼太くんの幼馴染か

渡「あ、工藤じゃん」

そうやって笑いかける顔は、まさに私のタイプにどストライク

不覚にもキュンとしてしまう

ただ、あくまでも顔だけの話ね

「やほ。てゆか、涼太くんと幼馴染だったんだね。知らなかったわ笑」

渡「え、そうなの？笑もうとっくに知ってんのかと思ったわ。どんだけ俺興味持たれてないの笑」

涼「Aちゃん、知らなかったんだ笑」

香「わたしが教えたのー！ねー、Aー？」

涼太くんに抱えられながら、首をコテンと傾げて同意を求めてくる香織に、うんうんそうだねーと適当に相槌を打つ

「涼太くん、そろそろ帰った方いいんじゃない？多分、寝るよこの子笑」

涼「そうだね。ほらタクシー呼んでるから、帰ろ？あ、翔太、Aちゃんのこと送ってあげて」

え？え？いやいや、さすがに同期でも、そんな関わりないのに申し訳なさすぎ

そんな思いが伝わったのか、

渡「ふはっ、見るからに気まずそうな顔すんなよ笑けどさすがに女ひとりで返すわけにはいかないから送ってくわ」

なんてさらっと言ってのける渡辺にちょっとキュン

涼「じゃあ、よろしくね、翔太。じゃあまた後で」

香「じゃあねー！Aと渡辺またね！」

香「あ！Aのタイプ、渡辺らしいよー！」