チグリジアー愛して、助けてー (ページ26)

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深「ねー！なんで今井ちゃん断っちゃうのー！」

岩「俺、ああいう女子っぽい子無理」

居酒屋に着いてからも、ふっかはうだうだと言ってるのに対し、ひかるくんはそれを切りまくる

私はそれを聞きながら、ビールを流し込む

「いかにもふっかが手出しそうな子だったね」

深「んーまぁ、可愛いね」

岩「そろそろ女遊びやめたら？」

深「んー。本命かぁ」

私の本命は、ずっとふっかだけどね

「そういうひかるくんは？良い人いないの？」

人の相談ばかり乗っているひかるくんだけど、そういう話あんまり聞いたことない

というか、高校の時から浮いた話を聞かない

岩「、、、あー、別にいらないかなって」

深「ねぇ何その間。前も聞いたけど、同じ回答でしたよね！？いつ、彼女出来ました！っていう回答になるんですか！？」

「ひかるくん、モテんのに」

岩「まぁぼちぼち。いいよ俺の話は笑」

ちょっと、トイレと言って、逃げたひかるくん

なんか隠してるぞ、あれ

深「ふはっ、ひかる、なんか怪しいな？」

「逃げたねあれは。けど大人だし、あんま詮索しないであげよ」

深「えー！なんで！知りたくない？？詮索してあげようよ！」

詮索してあげようよって笑

いったい、あんたは何様よ

深「ねぇ。Aはさ、本命いないの？」

不意をつかれた質問に思わず、ドキッとする

ねぇ、なんでそんな分かりきったこと聞くの？

どうせ分かってるくせに。ほんといじわるだよね

「んー。どうだろうね？」

精一杯の強がり

絶対、ふっかだなんて言ってやんない