チグリジアー愛して、助けてー (ページ24)

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岩「Aー、今日定時で上がれそう？」

カタカタとキーボードを動かしていると、ひかるくんが話しかけてきた

腕時計を見れば、そろそろ就業の時間

「うん。大丈夫だよ。どうしたの？」

岩「ふっかと今日飲みに行くんだけど、Aも誘おーってなって」

「行く！行きたい、、っです！」

仕事中ということを忘れ、ついタメ口になってしまう

岩「今はタメでいいよ。そしたら、仕事終わったらロビー集合な」

「うん笑わかった」

岩「そういえば今日、目黒は大丈夫なの？」

「蓮は今日夜友達とご飯食べに行くみたいなんで、大丈夫ですよ」

岩「そっか。毎日二人分飯作って、お前凄いな」

「もう慣れっこだよ。一人も二人も変わんないし」

そりゃ二人で暮らし始めた時は大変だったけど、蓮も家事を手伝ってくれてるから、今は全然大変じゃない

それに、毎度美味しいって言ってくれるし、食べ盛りでよく食べてくれるから、作りがいがある

ひかるくんは、ロビーでな、と告げて自分のデスクへと戻って行った

スマホを手に持ち、蓮とのトークを開く

『今日の夜、飲みに行くから遅くなる』

蓮『了解。いつもの居酒屋？迎えいく』

『ありがとう。いつもところだよ』

蓮『じゃあ、終わりそうな時連絡して』

『了解！』

蓮っていっつも返信早いんだよね

講義中のはずなんだけどな

ただでさえおバカなのに、スマホいじってて大丈夫なの？笑

そんなことを思いながら、LINEを閉じてスマホを置く

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主人公さんの苗字は工藤ですが、蓮くんの苗字は目黒です。

母の死と蓮くん父の逮捕で、主人公さんの苗字は旧性の工藤に戻ったという設定になっています。