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香「ちょ、A大丈夫！？」
誰のせいだと思ってんだよ、と睨みながら、自分の胸を叩く
涼「Aちゃん、水飲みな」
涼太くんに差し出されなコップの水を流し込む
渡「バカっ、そんな一気に飲んだら、、、」
翔太の言う通り、勢い良く流し込みすぎて、今度は水が器官に入り、さっきよりも激しくむせかえる
渡「あ〜、ほら言ったじゃん。Aって意外とせっかちだよな〜」
「ｹﾞﾎｯ、言うの､ｹﾞｯﾎｺﾞﾎ、、おそいっｺﾞﾎｺﾞﾎ」
隣から背後に手が伸びてきたと思ったら、背中をさすられる
意外と優しい、けど普通にボディタッチだよねこれ？
やっぱ女慣れしてんなーとか思っちゃう
涼「大丈夫？てか、翔太いつの間に、Aちゃんのこと呼び捨てしてたんだね」
香「いやそれ私も思ったよ。いつの間に進展してんの？」
渡「俺が翔太って呼べっつったから、俺も呼び捨てで呼ぶことにした」
な？なんて同意を求められ、うんうんと頷く
もう咳はだいぶ収まってるのに、まだ背中をさすられているから、若干恥ずかしくなる
別にただの同期なのに、異性に触れられることが少しばかり照れくさくて、恥ずかしい
涼「へぇ〜。翔太が女の子呼び捨てにするなんて珍しいね」
渡「ばっ、別に珍しくねーし！」
香「なんか、渡辺ってわかりやすいよね」
「翔太ってたまに5歳児みたいだよね」
渡「え？」
涼「あ〜、Aちゃんは多分意味わかってないよね」
香「うん。この子スーパー鈍感野郎だから。頑張れ、渡辺」
「は、え？なに？どゆこと？」
渡辺は私の顔を見ると、どこか納得したような顔をして、小さくため息をつく
深「あれ？Aじゃん」
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作者名：たまっち
| 作成日時：2021年2月9日 0時
