チグリジアー愛して、助けてー (ページ19)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:557,319 hit

19 ページ19

香「ねぇ！あの後渡辺とどうなった！？」

香織の声が食堂内に響き渡り、周囲の人が何事かとこちらを見る

「ねぇ、あんた声でかい！どうにもなってないわ！」

香「さすがに、送り狼にはならなかったか～」

涼「今の翔太はそんなことしないよ」

今？ってことは、昔はヤンチャしてたってこと？

まぁ、あのルックスで周りの女がほっとくわけないよな～なんて考える

涼「なに？Aちゃん、翔太が気になる？」

「へ？なんでそうなるの？」

香「え！？なに！A、ついに渡辺に心が傾いた！？」

「ねぇ、話早いから！涼太くんも変なこと言わないでよ～」

涼太くんは、たまに何考えてるのかわからないときがある

逆にこっちの心を見透かされてるようで、怖い時がある

渡「あ、俺もここ座ってい？」

あ、噂をすれば。例の渡辺翔太

どうぞの意味を込めて、私の隣の椅子を引く

香織と涼太くんが横並びに座っているため、必然的に私の隣に座ることになる

香「噂の渡辺じゃん」

渡「なにそれ？俺なんか噂されてんの？」

涼「まぁ、さっきまで翔太の話題だった」

渡「え、なになに？」

え、これ余計なこと言わないよね、二人とも

いや、別にやましいことはないんだけど

なんとなく会話に入りずらくなって、目の前のカレーライスを頬張った

香「あの飲み会の後、渡辺がAに変なことしてないかな「ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｺﾞﾎ！！」

なんともドストレートな質問に、口の中のカレーライスを吹き出しそうになり、思い切りむせかえる