チグリジアー愛して、助けてー (ページ18)

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あの後、家に帰って蓮と話し合った後、先輩に付き添われながら警察に事情を話しに行った

数日後、父は逮捕された

学校へ行くと、先輩が教室へきてくれた

逮捕されるまでの数日間、先輩はずっと、こうして教室に来て私に話しかけてくれていた

いつも先輩と一緒にいる、岩本先輩とも仲良くなった

正直、最初は顔も体も厳つくて怖かった笑

深『なるようになって、安心した。てか、弟くん？いたんだね』

『はい。血は繋がってないんですけどね』

岩『え！てことは、他人じゃん』

照、と先輩が制すると、やべっと顔した岩本先輩が罰悪そうにわりぃと謝る

『大丈夫ですよ、そんな笑たしかにうち養子縁組もくんでないですし、蓮と他人になります。けど、私は蓮を守るって決めたので、高校卒業したら働いて、蓮の学費を賄います』

岩『かっこいいなぁ、おい。ふっかも見習えよ、その顔どうにかしろ』

深『おい！！誰がブサイクだ！ちょっと顔がデカいだけだろ！っておい！』

『あっはははは！先輩方、ほんと仲いいですよね』

このくだらないやりとりに何度も何度も救われた

心の底から笑えるようになった

深『Aさぁ、よく笑うようになったよね』

『うーん、先輩たちのおかげですね』

深『そのさー、先輩ってのもやめね？』

『え？』

深『ふっか、って呼んでよ。先輩だけど、俺にとってAはもう、後輩とかいう感じしないし笑』

岩『それは俺も思う。俺も照くん、とか呼んでくれると嬉しいな～』

なぁ？なんて二人して目を合わせて、笑う

私にはなんて心強い味方が出来たんだろう

『ふっか、ひかるくん、ありがとう』

そう言うと、二人とも目を細めて、グシャグシャに私の頭を撫でてくれた

これが私たちの出会いだった＿＿＿＿＿