キュウ×ナ×テンカイ ページ10
ギタラクルさんの肩から降りれたと思った瞬間、
苦手な人にお姫様抱っこされる状況は何と表せば良いのでしょうか。
｢ちょ、ほ、ほほ本当、離してくださいっ！！！｣
涙が瞳から零れそうになるのを必死に耐えて彼を睨む。
｢アァ、その顔♥｣
ヒソカさんは見た目と同様、変出者の様です。
さらば、私の楽しい1次試験。
と思った矢先、
知らない男の人に囲まれ、
怒声が鳴り響く。
｢…っ｣
思わず肩が震え、腰が抜けた。
そっと誰かのひんやり冷たい手の平が私の耳に触れる。
少し強くて優しい手つき。
｢！？｣
1度安心した私を殴りたい。
『少し、待っていてね』
塞いである耳からは音が入らない。
ヒソカさんが、私の耳を塞いでくれたのか。
｢ありがとうございます｣
聞こえているかどうかは分からない。
彼が私の耳から手を離し、抱かれていた腕から開放された。
その直後、私自信で耳を塞ぎ、ヒソカさんの後方へと移動する。
声や音も聞こえない。
だけど、彼等の口の形からおおよそ何を話しているかは分かった。
ヒソカさんが、何を言っているのか想像もつかなく、ただひたすらに自分の身を守ることだけ考えた。
暫くして彼等が動かなくなった。
そんな時、
見たことのある後ろ姿を見つけた。
｢クラピカさん、と、レオ、リオさん？｣
無意識に耳から手を離した。
｢に、にげて、くださいっっ｣
あぁ、どうして私の言葉はこういう時につっかえてしまうのだろう。
興奮状態に陥っているヒソカさんが、彼らに何をしでかすか、それが一番の不安だった。
私はその場合、どちらに着けば良いのだろうか…
レオリオさんやクラピカさんとは、お友達だ。
だけど、ヒソカさんにもここまで運んでもらった恩がある。
どうすれば、
考えれば考えるほど耳に何も入ってこない。
｢A、大丈夫か！？｣
凛とした声が耳に入った。
｢くら、ぴかさん？｣
｢俺らがいるから心配すんな！｣
｢れおりおさん｣
違うの
そういうことじゃない
どうして私は肝心なときに声がでないの？
声よりも先に身体が動いた。
ヒソカさんの後ろに回って足を振り上げようとした瞬間…
｢A！｣
｢ゴン君！！｣
急いで足を下ろした。
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環 - うにゃ猫さん» お優しいコメントありがとうございます！！そう言って頂けるだけで力めちゃめちゃ出てきました！うにゃ猫さんに喜んでもらえるように頑張って書きますね！🫶 (1月23日 15時) (
レス) id: f9859fc4d8 (このIDを非表示/違反報告)
うにゃ猫(プロフ) - とっても面白かったです！！！更新お待ちしておりますので頑張って下さい!(急かしてる訳では無いです！) (1月22日 17時) (レス) @page12 id: cc23ee52af (このIDを非表示/違反報告)
環 - おみじゅさん» コメントわざわざありがとうございます！！1番考えた夢主ちゃん設定見て下さりありがとうございます😭うわぁ本当でした！！英語が出来ないのがバレる…今から直してきます！教えて下さりありがとうございます！！ (1月13日 16時) (レス) id: 1e80751cca (このIDを非表示/違反報告)
おみじゅ - コメント失礼します。主ちゃんの設定が大好きです！これからも更新頑張って下さい。あとイルミsaidのところsideではないでしょうか？間違っていたらすみません💦 (1月13日 15時) (レス) id: a6bf9f9a45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2024年1月9日 22時
