気弱な少女はハンターを目指す。

トモダチ×ガ×デキタ ページ4

1人1人挨拶を行ってくれ、

｢お姉さんの名前はなんて言うの？｣

ゴンくんこと重力無視の髪型の少年が私に質問をした。


｢…ﾎﾞｿｯ｣

一同が首を傾げた。



｢Aですっっ！！！｣


緊張のあまり顔が熱くなっていくのが分かる。


美少年達に囲まれ上手く呂律が回らない。


｢よろしくねA！｣


｢！！はい！！｣



私は気付いてしまいました。


｢Aはどこ出身なの？｣

｢わ、私はじゃ、ジャポンって言う国から来まして…｣

｢へぇ、でも手荷物は少なめの様だが…｣

｢そ、それは、家に余り余計な物を置くことがなくって｣

｢何歳なんだ？｣

｢今年で16になります！！｣


そう誇らしげに言う彼女に皆が絶句した。


｢ま、まさか、私より1つ下、なのか？｣

｢…？は、はい｣

｢俺らより少し年上だとは思ってたけどよ｣

驚くクラピカさんは17歳の様で、

ゴン君と白髪の美少年のキルア君がお互いの顔を見合わせて驚いている。




｢…いくつに見えましたか？｣


｢14ぐらいかな？｣


ふ、2つも！？



美少女らしからぬオーバーなリアクションにゴン一同が笑っている。




なんかこれってすっごく、



｢…お友達っぽい｣


｢え？｣


｢あ、いや、ごめんなさい、お、お友達って言うものが今までいた事がなくって｣


にへらと力なく笑う彼女を見て、

｢俺たちって友達じゃないの？｣










ーー初めての友達が出来ました。

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