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団子と蝶 ページ3
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「こんにちは」
『…胡蝶さん』
いつだってニコニコと微笑む、蝶のような方。
貴方の好きな団子を持ってきましたよ〜、と高く綺麗な声で、私を呼んだ。
蟲柱の胡蝶さん。選抜で共に戦い、その後仲良くなった大切な人である。
しかし私の家に勝手に入るのはやめて欲しい。
『ありがとう、胡蝶さん』
「いえ。それより、どうですか？最近。感情のコントロール、不安定ですけど」
うふふ、と変わらず貼り付けた様な笑顔。
どうも見透かした様なその表情が私の胸の奥を突き刺して抉ってくる。
『…お互い様でしょ』
「…あら、言うようになりましたね、焚市さん』
.
人とあまり触れ合いたくなかった。
仲良くなり、愛情を育むから、傷付くのだ。
それを知っていたから、関わりたくなかった。
でも嫌われたくなかった。
そんな複雑な感情ばかり抱いていると、いつの間にか隣に胡蝶さんがいた。
それだけで良かった。
＿＿＿＿＿なのに。
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もも - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年2月10日 19時) (
レス) id: 41f761b8e0 (このIDを非表示/違反報告)
なと - おもしろいです。頑張ってください! (2020年2月10日 19時) (レス) id: a7ce77ec28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2020年2月10日 18時
