緑谷出久の考え ページ15
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『ダメだ、遠すぎて轟すら見えない！梅雨ちゃん！爆豪！一旦出よう！！！』
「ええ、分かったわ」「うるせェ！！」
刀を数百本重ね、並べて氷による攻撃を牽制する。
予想通りドアを開けた瞬間氷の波が勢い良く来たが、何とか抑えることが出来た。
「ウェーイ！！助けてぇー！！！！」
『…』
「…」
「…」
もうひとつ上から聞こえる上鳴の声。
もはやそれを無視して、黙々と階段を上っていく。
そこには、椅子に縛られた上鳴がアホ面で泣いていた。
それを見張ってる、じろちゃんは涙目で笑いをこらえていた。ごめん私も笑いそう。
『じろちゃん、1人？』
「…1人だよ」
『じゃあ、申し訳ないけど取り返すよ。
でもねぇ緑谷、君、隠れてないで出ておいでよ』
「！？」
ドアの後ろから物凄いスピードで爆豪に飛びかかろうとする緑谷。爆豪も反応が遅れたものの、すぐ反応して避けた。
『梅雨ちゃんと私はじろちゃん！
爆豪は緑谷を頼める！？』
「分かったわ」「ったりめぇだろ殺すぞ！！」
.
「うゔ…ごめん皆…俺の為に…ありがとう！」
『気にしないで。ただあんな大声出さないでね』
あとは…緑谷と爆豪だけど、お互い一歩も譲り合わない均等な状態だ。
私たちが混ざっても邪魔なだけ。
「先行ってろ！！！」
そう叫ぶ爆豪に『分かった！』と言ってドアを開け、出ようとすると______________
「させ、るか…！！！」
『みっ、緑谷…！』
さっきより遥かに速いスピードで、「ごめんなさい！！」と言って私を優しく突き飛ばした。
その瞬間爆豪が「クソデク！！！何してんだ殺すぞ！！！！」と叫ぶ。
そして緑谷は無理矢理に私を抱えて、そそくさとここから出た。待って、私捕まってる！？
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とうふ - すごく読みやすかったし長すぎなくて、超面白かったです！こういう感じ好きなのでありがたいです…)^o^( (2019年8月6日 9時) (
レス) id: 7295f19896 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ももさん» わはー！！ありがとうございます…！！！ (2019年8月3日 17時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
もも - 完結おめでとうございます！可愛いかったです！！ (2019年8月3日 17時) (レス) id: dbdf35de30 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - cihharuさん» ありがとうございます！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ねーとさん» ありがとうございます！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2019年7月30日 21時
