爆豪勝己の本気 ページ13
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『……この階に上鳴がいるの？』
「わかんねぇ、とりあえず俺から入るからテメェらでしゃばって事故るなよ殺すぞ」
「分かったわ」『おっけ〜…』
音を立てないように少しずつ歩いていると________
向こう側からパキパキ、バカバキバキと出てくる大きな氷の波。
「お前ら何でも良いから浮け！！！」
「ごめんなさいAちゃん、失礼するわよ」
『ヴッ！！』
梅雨ちゃんは私を舌で抱き抱え、爆豪は爆破で宙に浮いて何とかしのげた。
『ごめん、ありがとう梅雨ちゃん』
「気にしなくていいのよ。…とにかく今は、向こうにいる轟ちゃんを何とかするしかないわね」
『階段は…って、氷で開けられない…！！』
パキパキパキｨ…！！！！
容赦無い氷の波に私は刃を向けて切り刻んで行く。
梅雨ちゃんは、壁に張り付き、爆豪は波を上手く避けていた。
「Aちゃん、ドアを無理矢理にでも良いから開けてくれる？轟ちゃんを私が引きつけるわ。
爆豪ちゃんはAちゃんに何か無いように見張っててちょうだい」
『っうん、分かった！』
「俺に命令すんじゃねえ！」
無理矢理切り刻んでも、氷のせいで上手く壊せない。これは、私がやるより爆豪の方が良い。
『爆豪、ここ思いっきり爆破させて！！』
「…死ね！！！！！」
ガァン！！！！と音を立てて崩れる氷。
ドアが露わになった瞬間、少し向こう側から「炎よ！！！！」という梅雨ちゃんの声が聞こえた。
「おい！！！！」
『っえ______』
いつの日か、感じた事とは違うものの熱くて痛い熱波が私を襲う____
ことはなく、私は汗をひとつこぼす。
熱い痛みが無い分、物理的に背中からお尻がめちゃくちゃ痛かった。
…何でだ、と思い顔を上げると______
「…っ、大丈夫か」
『ば、爆豪…！！！！』
少しコスチュームの焼けた爆豪が、私を押し倒す形で倒れていた。
そして、私と爆豪は体制を立て直した。
赤い頬は、隠したまま。
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とうふ - すごく読みやすかったし長すぎなくて、超面白かったです！こういう感じ好きなのでありがたいです…)^o^( (2019年8月6日 9時) (
レス) id: 7295f19896 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ももさん» わはー！！ありがとうございます…！！！ (2019年8月3日 17時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
もも - 完結おめでとうございます！可愛いかったです！！ (2019年8月3日 17時) (レス) id: dbdf35de30 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - cihharuさん» ありがとうございます！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ねーとさん» ありがとうございます！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2019年7月30日 21時
