そもそもの話 ページ2
.
「あ"」
『えっ』
散り行き、チリチリと焦げる髪のあちこち。
戦闘訓練で見事に彼、爆豪勝己の爆破を頭に受けた私は、気絶して倒れこんだ。
そして保健室で目覚めた私。
切るのが私がただ単にめんどくさかったが為に切っていない髪の毛は少しずつ先端からぶちぶちと抜けていく。
これ大丈夫？ハゲない？
「わりぃ」
『ギエーーーーー！！！！いたの！？』
髪を気にしすぎて爆豪の存在に気付かなかった。
いきなり話しかけられるとビビるからやめて
「いたわボケ！！！！」と怒鳴る爆豪はどこか申し訳なさげで、珍しすぎてこっちが申し訳ない。
いやなんで私が申し訳なくなってんだ……
『別にいいよ…気にしてないし』
「でもお前…そんな伸ばしてたンなら何か目的とかあったんじゃねえのかよ」
『無いデス。ちょうど切ろうと思ってたし』
「……そーかよ」
肩ぐらいまでチリチリだからボブショートかな〜、と髪を触って呟く。何センチ切るんだろ。
そしてさっきから目すら合わない爆豪にちろり、視線をやると_________
「俺ァショートの方が…似合ってる、と思う」
そう言った。
『…えっ、爆豪大丈夫？頭打ったの？』
「うるせェ！！！！！さっさと髪切れ！！」
爆豪は少しだけ赤い頬を隠すように保健室から出た。え、な、何あれ。
誰だって女の子はこんな事言われたら勘違いしちゃうと思うんです。ましてやあんな人に。
『……え、爆豪って私の事好きなの？』
これは、勘違いなのかそうなのか、いやもう分からなさすぎて毎日ど緊張の私と、もしかして私が好きなのかもしれない爆豪勝己という男との物語である。
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とうふ - すごく読みやすかったし長すぎなくて、超面白かったです！こういう感じ好きなのでありがたいです…)^o^( (2019年8月6日 9時) (
レス) id: 7295f19896 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ももさん» わはー！！ありがとうございます…！！！ (2019年8月3日 17時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
もも - 完結おめでとうございます！可愛いかったです！！ (2019年8月3日 17時) (レス) id: dbdf35de30 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - cihharuさん» ありがとうございます！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ねーとさん» ありがとうございます！ (2019年8月2日 10時) (レス) id: 306b8f1b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2019年7月30日 21時
