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ymmt side
福良さんに手伝ってもらって薬を使ったら、次第に呼吸は落ち着いて安心した。
だけど、半ば強制的にこのまま病院に行くことが決定して、さらに、半ば強引に福良さんまで着いてきてくれちゃって。
そりゃ確かに、今日中に行かなきゃまずいとは思ってたけど、何も会議休んでまで来るほどじゃない、、と僕は思ってたんだけど。
病院について、あれやこれやと診察やら検査を受けて、再度診察室に入った僕の目の前にはかなり難しい顔をした先生が座っていて。
山「…あの、検査結果って、、」
『これね、ここの数値見てください。ここまでが正常値で、こっちがさっきの山本さんの結果です。』
山「わ、、ものすごい高い、ですね、、」
『そうなんです。それで、もう一個の検査結果がこっち。これも、正常であればこんな感じのグラフになるはずなんですけど、明らかに形が違いますよね？』
山「そうですね、、こうやって見るとよくわかります。」
『そうなんです。それで一つ提案なんですが、−−−−』
……え、、？
僕の耳が間違っていなければ、先生は今、『症状が酷くなる夜の様子を見たいので、今晩は入院していただこうかと。』と言った、はず。
入院、、？にゅーいん、、って、あの入院、だよね、、？
いやいや、そんな大袈裟な、、
だって、確かに毎晩発作が続いてはいるけど、吸入でちゃんと治まるレベルだし。
それに、今日このあと撮影だってあるのに入院なんて、、
山「…ゃ、それは、えっと、、」
『ここまで発作が続いているとなると、薬の量や種類を見直す必要があるかもしれないんです。それにはやはり、一番症状が強い時の状態を見させていただきたくて、、』
山「でも、、あの、ちょっとだけ、時間いただいてもいいですか？ちょっと、いきなりで頭が追いつかなくて、、」
先生の言うこともわからなくもないんだけど、まさかそんなことになるなんて思ってなかったから全然考えがまとまらない。
ちょっと、少しでいいから落ち着いて考える時間が欲しい、、
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作者名：くら | 作成日時：2024年2月17日 20時
