QK病系短編集4 (ページ38)

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izw side

今日の撮影場所が車で行かなきゃいけないところってことで、朝からめちゃくちゃ憂鬱そうな福良さん。

酔わないためには寝てるのが一番って言って乗り込んで早々に目を瞑ってて、多分今はほんとに眠ってる。

そろそろ山道に入るし、このまま寝ててくれたらいいんだけど、、

福「…ふぅ、、っ、んん、、ﾊｧｯｯ、、」

…これ、起きちゃってる、、？

少し前から呼吸が浅くなってきて、時折眉間にシワを寄せていて。

まだ寝られてるならこのまま寝かせておいてあげたいけど、どちらにせよあまり体調が良くなさそうなのは明らかだから。

なるべく音をたてないように、用意していたビニール袋を広げて、いつでも差し出せるように準備しておく。

それから、少しだけ窓を開けて、新鮮な空気が入るようにして、、

福「っ、、いざわ、、？」

伊「あ、福良さん起きちゃった？」

福「ぅん、、ｯｯ、、ﾊｧｯ、ごめ、酔った、かもっ、、きもちわるいっ、、」

伊「ん、大丈夫。ちょっとどっかで停まってもらおう。吐いちゃいそうだったらこれ使って。」

福「んん、、ゃだ、吐かないっ、、」

伊「あー、ごめんごめん。じゃあこれは俺がこっちで持っとくから。ズボンのボタンとか、外したら少しは楽になるかな。」

案の定、それからすぐに目を覚ましてしまった福良さんは顔色も悪くて、完璧に車酔いしちゃってて。

吐きたくないって言うから、背中さすったりとかはしないで停まれる場所に着くのを待ってるんだけど、この感じだと吐いちゃうのは時間の問題かな、、