��fkr[izw]☆リク ページ37
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伊「福良さん、そろそろ行くよー。」
福「はぁい。、、はぁ、、ねぇ、ほんとに俺も行かなきゃダメ？」
伊「まだ言ってるの？先方からご指名なんだから、いい加減諦めてよ。」
福「わかってるけどさぁ、、でも、、」
伊「大丈夫、俺一緒の車乗るし、運転は高松だから安全運転してくれるよ。」
…あぁ、なんて憂鬱な朝なんだろう。
今日は、提供動画の撮影でオフィスの外に出るんだけど。
なんでも、撮影場所がかなり山の方にあるとかで、近くに公共交通機関は通っていないから車で行くことが必須らしい。
それを聞いて、車に弱い俺は撮影メンバーから外れることを望んだんだけど、打ち合わせの時にどうしても俺に参加して欲しいと言われてしまったらしくて。
それなら、どんなに遠くても最寄りの駅から一人で歩きますって言ったんだけど、みんなから方向音痴を理由にダメって言われた。
だから仕方なくみんなと一緒に車で行くと決めたけど、長時間の乗車でしかも山道なんて、やっぱり憂鬱だよ、、
伊「福良さん助手席座る？」
福「いや、寝ちゃいたいから後ろでもいい？」
伊「おっけー。俺隣座っていい？一人の方が良ければ助手席行くけど。」
福「…んー、、一人だと、ちょっと不安だから隣いて欲しいかも。」
伊「ん、じゃあここね。時間余裕あるから、辛くなったらすぐ言ってね。」
ついに車に乗り込んでしまって、嫌なドキドキ感が増してくる。
昨日は早くに寝たし、出発前に酔い止めも飲んだし、乗ったらすぐに寝られるように枕も持ち込んだ。
俺と伊沢が乗るこの車はみんなより1時間早く出発するから、途中で休憩を挟みながらゆっくり向かうこともできる。
これだけ対策したんだから、きっと大丈夫、だよね、、？
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作者名：くら | 作成日時：2024年2月17日 20時
