QK病系短編集4 (ページ32)

今日:19 hit、昨日:133 hit、合計:39,325 hit

- ページ32

gn side

僕たちが考えた作戦は、こういうもの。

1.まずは、撮影部屋に看病用の道具を揃える
2.用意ができたら、適当な理由をつけて福良さんに来てもらう
3.その場で福良さんに熱を測ってもらう
4.最終手段として、河村さんか伊沢さんに連絡する

できれば、撮影部屋まで来てもらった段階で諦めて認めて欲しかったんだけど、案の定まだ逃げようとしてたから。

問と2人で、3と4の合わせ技を使えばようやく観念してくれたかと思ったんだけど、俯いて黙り込んでしまったまま反応がない、、

言「…福良さん、、？大丈夫ですか？」

福「…っ、ん、、ごめ、も、無理ｯ、、」(ﾌﾗｯｯ)

言「あ、ちょ、ソファまで行けます？もんちゃんそっち支えて！」

問「うん。福良さん、もうちょっとだけ頑張ってくださいね。」

言「っていうか、身体めちゃくちゃ熱いですよ！？これ、相当辛かったでしょ、、」

やっと認めてくれたと思ったら、もう限界だったみたいでその場で崩れ落ちるみたいに座り込んじゃったから、両側から支えてなんとかソファに寝かせて。

そのまま体温計を挟めば、滅多にお目にかかることのないような高熱が表示されて、この人はいったいどれだけ無理をしてたんだか、、

問「福良さん、もし何か欲しいものあったらなんでも言ってください。」

福「んんっ、ｺﾎｯ、ｯｯ、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｯ、、ぉぇっ、」

言「わ、気持ち悪くなっちゃいました？顔だけでいいんで横向きましょうか。問ちゃんタオルちょうだい。」

問「はいはい。福良さん、口のとこ大きいタオル当てとくんで、吐いちゃいそうなら我慢しないで大丈夫です。」

福「ぅ、んっ、ｹﾎｯ、ｹﾞｪｯ、はぁっ、、辛いっ、、」

問「辛いですよね、、まずはちょっと寝られたらいいんだけど、、」

起きていられる状態じゃないから横になってもらったけど、これはこれで咳が悪化してしまうのか、寝付くのも難しそうで。

咳き込んだ刺激で少し戻してしまったりもしてて、これはいったいどうするのが正解なんだ、、