QK病系短編集4 (ページ31)

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fkr side

…あぁ、辛い、、

朝からきつかったけど、お昼を過ぎた辺りから本格的に辛くなってきた。

間違いなく熱は上がってるし、さっきからパソコンの文字がぐらぐら揺れて全然読めない。

自分がまっすぐ座れてるのかもよくわからなくて、少しでも気を抜いたら倒れそう。

だけど、ここで倒れたらここまで頑張ってきた意味がなくなっちゃう。

いわゆる定時と呼ばれる時間まではあと3時間ほどで、決して短くはないけど、でも、なんとか頑張りたい、、！

問「福良さん、ちょっといいですか？」

福「…問？うん、っｹﾞﾎｯ、どしたの？」

問「ちょっと、言ちゃんと動画撮ってたらトラブっちゃって、、撮影部屋来てもらってもいいですか？」

福「あー、、うん、わかった。すぐ行くね。」

…うぅ、こんな時に限って、、

できれば今日はこのままデスクに座っていたかったけど、断る理由も見つからないし仕方ない。

覚悟を決めて立ち上がって、ふらつく足元がバレないように問の後ろを着いていく。

問「はい、入ってください。」

福「うん、、ぇ、、？」

言「福良さんごめんなさい。でももう見てられなくて、、ほんとは具合悪いんですよね？」

…どういうこと？
問に連れられて入った撮影部屋では言が待機していて、ソファにはブランケットと枕が置かれて、机の上には体温計にスポドリに冷えピタ。

おまけに、加湿器まで付けられてる。

…これ、完全にバレてるなぁ、、

いや、でも、まだどうにか誤魔化せるか。

福「いや、違うって。さっきも言ったけど、咳が出てるのは掃除のせいで、、」

言「それなら！今ここで熱測って僕たちに見せてください。ほんとに風邪じゃないならできますよね？」

福「ぅ、いや、それは、ｯｯ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯｯ、、」

問「わ、ちょっと、大丈夫ですか？ほら、もう無理しないでください。これ以上嘘つくなら、河村さんに連絡しちゃいますよ？今なら、僕たちだけの秘密にしてあげますから。」

…うぅ、、河村に言われるのはまずいなぁ、、

それに、そろそろ立ってるの限界かも。

…仕方ない、白状しよう、かな、、