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kwmr side
温度調節のためにと水や熱湯も用意してくれていたけど、2人が持ってきてくれたお茶はそのままで十分適温で。
河「はい、溢さないように気をつけて。熱すぎることはないと思うけど、一応最初はゆっくり飲んでね。」
渡「ありがとうございます。…ふーっ、、ん、おいしい。」
河「大丈夫そう？よかった。全部飲み切らなくてもいいから、飲める分だけね。」
両手でマグカップを持って、ゆっくりお茶を飲むこうちゃんは、もちろん辛そうではあるんだけどなんとなく表情が緩んできたようにも感じる。
そのまま、時間をかけて一杯分を飲み終えた頃には、さっきまでぱっと見でわかるほどだった鳥肌も治まっていて、芯から温める作戦は成功かな。
渡「ん、、なんか、寒いのだいぶマシになったかも。」
河「それはよかった。また飲みたい時は言ってね。」
渡「はい。…あの、少しだけ眠ってもいいですか？」
河「もちろん。そのためにここに来たんだからゆっくり休んで。邪魔じゃなければ僕もここにいさせてもらっていい？」
渡「…仕事、大丈夫なら、寝るまででいいのでいてほしいです。」
河「うん、わかった。じゃあ、おやすみ。」
寒気が治まったことで眠気もやってきたみたいだから、なんとなくお腹の辺りをぽんぽんと叩いていればあっという間に寝息が聞こえてきた。
高熱なだけあって、さすがに穏やかな寝顔とは言えないけれど、水分補給ができて眠ることができるならひとまずは様子見で大丈夫なのかな。
これに懲りて、今後はもっと自分の身体を大切にしてくれるようになりますように。
-fin.-
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作者名：くら | 作成日時：2024年2月17日 20時
