QK病系短編集4 (ページ22)

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⑤fkr[sgi]☆リクページ22

＊てんかんのリクエストをいただいています。これまで書いたこともなく、知識もほとんど無かったため、色々調べてみたのですが、めちゃくちゃ難しくて、、
てんかんの種類の一つである「側頭葉てんかん」を元に書くことにしましたが、間違っている部分も多くあると思います。このお話に限ったことではありませんが、これはあくまで想像・妄想であり、事実とは異なるということを再度認識して読んでいただければ幸いです。

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sgi side

福「…ｯｯ、、須貝さん、発作、来るかもっ、、」

須「わ、ちょ、とりあえず座って。いつもの感じ？」

福「んっ、ムカムカと、ドキドキの、いつものやつ、、」

須「おっけー。一応動画撮るけど気にせずに楽にしててね。」

次の撮影の準備中、福良さんから発された言葉によって、急遽作業は中断。

福良さんが時折起こすてんかんの発作には前兆があるらしくて、それを感じたらすぐ安全な場所に移動してもらうことになってるからとりあえずソファに座ってもらった。

それから、万が一大きな発作になってしまった時に病院で見せるためにスマホで動画を回しておく。

そこまでやったら、あとはもう俺にできることはなくて。

せめて少しでも不安を解消できるようにと隣に座って背中をさするけど、まあほんとその程度しかできないんよ。

…あ、そろそろ、かな。

須「福良さん、福良さーん。」

福「………」

須「ん、大丈夫よ。早くこっち戻っておいでー。」

目は開けたまま、だけど焦点は合わずに、はくはくと口を動かすようになったら、発作が始まってしまった合図で。

この間、本人は意識もないし、呼びかけにも反応ないし、だけど目は開いてるし倒れたりもしない。

だいたいこの状態が2分くらい続いたあと、何事も無かったかのように意識を取り戻すことがほとんどなんだけど、待つ間はどうしても怖いもので。

反応が返って来ないとわかってはいても、ひっきりなしに話しかけてしまうのは許してほしい。