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ini side
と「はぁっ、、ｺﾎｯ、、んん、多分、もう大丈夫、です。」
乾「大丈夫そう？よかった。じゃあ、口濯いで向こう戻ろうか。」
と「はい。…っ、ぅわ、、」
乾「わ、あぶなっ！立ちくらみ？」
と「っ、ちょっと、くらっとして、、すみません、だいじょぶ、です。」
乾「急に立ったからかな、、歩けそう？ちょっと怖いから、支えさせてね。」
一頻り吐いたあと、吐き気は治まったみたいだけど、立ち上がってすぐに大きくふらついたからびっくりした。
幸い、一過性のものだったみたいで意識失うとか倒れるとかはなかったけど、心配だから隣からしっかり支えてゆっくり歩いて。
動いたことでまた吐き気が誘発されちゃう可能性もあるかと思ったけど、特に問題なく撮影部屋のソファまで戻って来られてよかった。
それで、次はできれば水分補給をしてもらいたいんだけど。
さっき水飲ませて吐かせたから、水分摂るの抵抗あるかなぁ。
でも、あれだけ身体から水分が抜けちゃたわけだから、飲んでもらわないと別の問題が起こりかねないし。
乾「とむ、嫌かもしれないけど、少しでいいから水飲める？」
と「……飲みたくない、です。」
乾「うん、気持ちはわかるんだけど、このままだと危ないからさ。もしほんとに水も受け付けないようなら早めに病院行かなきゃだと思うし。」
と「…ｯｯ、少しだけ、なら、、」
乾「ん、飲んでくれる？じゃあ、これね。無理のない量でいいから。」
うん、案の定、渋い反応されちゃったけどここはしっかり押し切って。
不安そうにゆっくりとペットボトルに口をつけて、少しだけ飲み込む様子を、俺も緊張しながら見守ったんだけど。
乾「…大丈夫、そう、、？」
と「…大丈夫、みたいですね。気持ち悪くなってないです。」
乾「よかったぁ、、じゃあさ、今みたいにちょっとずつでいいから、飲めそうな時にこまめに飲んで？あとでスポドリも持ってくるからそれも飲めそうなら。」
と「はい、わかりました。」
どうやら無事に飲めたみたいで、これでとりあえずは安心かな。
とはいえ、まだ不安な部分もあるし、しばらくここで休んでもらって、それでほんとに大丈夫そうってわかるまでは俺も一緒にいさせてもらお。
-fin.-
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作者名：くら | 作成日時：2024年2月17日 20時
