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trsk side
早めにメモを取っておきたいことを思いついて、大急ぎでコンビニから帰ってきたら、何やら様子のおかしい伊沢さんが。
どうしたのかと聞けば、貧血で調子が悪いらしく。
デスクからソファまでのわずか数メートルも、支えがないと動けないような状態を見て、なかなかに重症なことを察した。
でもきっと、僕がずっと隣にいたら気を遣って休めないだろうから。
心配ではあるけど、伊沢さんがいる付近の電気を消したら部屋を出て。
みんなにも事情を伝えて、今日は会議室で昼食をとることになった。
確か、午後の撮影は14時からの予定だから、あと1時間くらい。
準備の時間も含めると、13時半ごろには一度様子を見に行って、参加できそうかどうか確認するのがいいかな。
そんなことを考えつつ、戻ってきたみんなとご飯を食べながら、さっき出先で思いついたアイデアをとりあえずスマホのメモに打ち込んで。
そしたらあっという間に時間が経っていて、そろそろ時間だ。
鶴「ちょっと伊沢さんの様子見てきますね。」
福「ん、お願い。しんどそうなら無理に今日撮らなくても大丈夫だから。もし動けそうなら、場所だけ仮眠室に移動してもらって。」
須「動けんようなら呼んでくれたら俺手伝うから。」
河「なんかダメそうな予感がするから一応仮眠室の暖房つけとくわ。」
少しでも楽になっていてくれたらな、、と思いながら、寝ている可能性も考えて静かに部屋に入って、伊沢さんが見える場所まで回り込む。
目は瞑ってるようだけど、どうだろう、寝られてる、、？
伊「…ん、、鶴崎、、？もう時間？」
鶴「わ、すいません、起こしちゃいました？」
伊「や、寝られなかった。目瞑ってんのになんか揺れてて、気持ち悪くて。」
鶴「そうだったんですね、、やっぱり、今日は撮影やめておきましょうか。福良さんも無理しないでいいって言ってたんで。」
伊「…んん、、やりたいけど、でもごめん、休ませて、、」
鶴「はい、身体が一番大切ですからね。とりあえず、楽になるまで仮眠室で休みましょう。須貝さん呼んでくるからちょっと待っててください。」
残念ながら、このわずか数十分の休息ではほとんど回復はできなかったようで。
あれだけ仕事人間の伊沢さんが休むと言うくらいだからよほど辛いんだな、、
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作者名：くら | 作成日時：2024年2月17日 20時
