QK病系短編集4 (ページ12)

今日:5 hit、昨日:133 hit、合計:39,311 hit

- ページ12

fkr side

撮影後、片付けも終えて車に乗り込もうとしたところで、須貝さんから電話がかかってきて。

やけに真剣な声で、すぐに戻ってきてほしいと言われたんだけど、何事だろ。

もしかして、何か備品に傷でもつけてしまったとか、、？

いや、案外単純に、荷物が持ちきれないから手伝ってくれとか、その程度の可能性もあるか。

なんて、いくつか可能性を考えながら歩いてきた道を逆向きに辿る。

廊下の角を曲がったら、奥に須貝さんらしき人が座っているのが見えて、その隣で俯いてる金髪は乾か。

…え、これ、わりと深刻な緊急事態だったりする、、？

福「須貝さん！」

須「あ、福良さん来てくれた！急に呼んでごめん。実は乾が体調悪いみたいで、急に胸の辺り押さえて倒れて、、」

福「えぇ！？それ救急車とか呼んだ方が、、」

須「いや、それも思ったんだけど、場所的に心臓じゃなさそうだし、意識もちゃんとあるから普通に病院連れてこうかと思って。」

福「あー、、わかった。ちょっと待ってね、車一台、玄関前に回してもらう。あと、近くの救急病院調べて連絡しとくから、須貝さんは乾連れて来られる？」

須「おっけ、ありがと。」

やっぱり、俺が想像してたよりも大変な事態だ、、

でも、須貝さんが冷静でいてくれて助かった。

とりあえず、車をこっちに持ってきてもらって、その間に病院を調べて、、

あ、よかった。
ここからすぐ近くのところに大きめの病院ある。

念のため電話を掛けて症状を伝えれば、今から受け入れてもらえるようで。

大きな病気じゃないといいんだけど、、

ーー

すみません、昨今の流行病に罹って更新が滞っておりました。。