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izw side
…ｯｯ、、そろそろ、やばいかな、、
お昼時、みんながコンビニやら外食やらに出掛けて静かになったオフィスで一人、机に伏せて。
出社した時はなんとか見られていたパソコンの画面が、途中からゆらゆらと揺れるようになってきて、それでも作業を続けていたら完璧に画面に酔った。
座っているだけでも動悸がして、息苦しくて、正直このままだと午後の撮影に参加するのは厳しい。
少しでも回復させるために横になって休みたいけど、一度顔を伏せてしまったらもう頭を持ち上げることもできないくらいに身体が重くて、まるで言うことを聞かなくて。
これは、無理に動いたら倒れるやつだ、、
鶴「ただいま戻りました〜。あれ、伊沢さん寝てるの？」
伊「…ｯｯ、鶴崎、、？」
鶴「はい。え、大丈夫ですか？体調悪い？」
伊「ん、ちょっと、貧血っぽくてやばい、、」
鶴「わ、えっと、どうしましょう。ソファまで行けます？」
伊「…微妙、かも。肩、貸してくれたらなんとか、、」
鶴「それは重症だな、、よし、じゃあ僕の方に体重かけていいんで、ちょっとだけ頑張りましょう。」
ドクドクとうるさい心臓を落ち着かせていたら、買い出しに出ていたはずの鶴崎が戻ってきたらしい。
さすがに、ここまできたら隠す気にはなれなくて、正直に今の体調を伝えれば、半ば抱え込むようにして俺をソファまで運んでくれて。
鶴「足元、クッション入れますね。手冷えてたからブランケットもかけときましょうか。あと何か必要なものあります？」
伊「…えと、、パソコン、酔って、気持ち悪いから、一応タオルか袋か、置いといて、、」
鶴「了解です。じゃ、吐いちゃってもいいように顔横向けといてくださいね。寝られそうなら寝ててください。みんなには伝えておくんで。」
伊「ん、ごめん、ありがと、、」
お昼時にソファ占領しちゃって申し訳ないとか、きっとみんなにも気遣わせちゃうとか、普段なら色々考えるんだけど、今はちょっと無理だ、、
とにかく、今は休んで撮影までに少しでも回復する可能性を上げないと、、
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作者名：くら | 作成日時：2024年2月17日 20時
