QK病系短編集3

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言「…ん、はぁ、、ふぅ、、はぁっ、、も、つかれたっ、、」

と「過呼吸って疲れますよね、、よし、少し休みましょう。このまま目瞑っちゃっていいですよ。福良さんがソファまで運んでくれます。」

福「え、俺？まあいいけど。じゃあ、持ち上げるからしっかり掴まっててね。」


結局、言が落ち着くまでどれくらい時間がかかったんだろう。

かなり体力を使ったらしい言は、ソファに寝かせるまでの短時間で意識を飛ばすように眠ってしまって。


福「いきなりどうしたんだろうね、、」

と「昨日までは、特に変わった様子ありませんでしたよね？」

福「俺が知る限りでは、いつも通りだったと思うなぁ。」

と「こればっかりは、言さんが起きてから聞いてみるしかないですけど、、でも、無理に聞こうとしたらまた苦しくなっちゃうかもしれないし。」

福「ね、難しいところだよね、、」


このあとどうするべきか、眠る言を見ながらとむと話すけど、何も良い案は浮かばない。

念のため、乾と問にも昨日までの言の様子について聞いたけど、特に気になることはなかったと言われたし、今日のテレビ収録で一緒だった伊沢も心当たりはないらしく、完全に手詰まりだ、、



と「…ぁ、言さん、目覚めましたか？」


頭を悩ませているうちに、どうやら先に言が目を覚ましてしまったらしい。

こうなったら、その場の状況見ながらどうにかしていくしかないよね。


福「言おはよう。気分どう？」

言「…ｯｯ、、ﾊｯｯ、、」

福「…言、、？もしかして、俺たちのこと、怖い、、？」

言「…(ﾋﾞｸｯｯ)、、ゃ、そ、んな、、」


…これは、、図星か。

でも、なんで、、


と「大丈夫、私も福良さんも、言さんが嫌なことは何もしません。約束します。」

言「…ほ、んと、、？僕のこと、きらい、じゃない、、？」

と「もちろん。嫌いだなんて、誰も思ってないですよ。だから安心してください。」

言「…んん、、でも、じゃあ、なんで、、」

と「？？もしかしたら、私たちと言さんの間で何か勘違いみたいなこと、起こってるかもしれませんね。」



確かに、とむの言う通りかもしれない。

まだ理由はわからないけど、言はきっと何かを勘違いして、それで自分が嫌われたと思って、それが過呼吸に繋がったって考えるのが今のところ一番筋が通る。

それなら、そのすれ違ってる部分を解くことができれば、解決に近づけるんじゃないかな、、

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