QK病系短編集3

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fkr side


ここまで数人に仕掛けてきたドッキリ企画。


伊沢以外は最後までドッキリであることに気がついてくれないまま、残すターゲットは言一人。


これまでの企画を思い返しても、言は素直で騙されやすそうだから、もう少しバレそうな問題を最後に入れてみようか、みたいな相談で盛り上がってたら、急にドアが開いて。


いきなりターゲットの言が入ってきちゃったから、みんなかなり動揺して挙動不審になっちゃったんだけど、怪しまれてないかな、、


というか、なんで言、入り口で立ち止まってるんだ、、？


問「言ー？そんなとこいないでこっちおいでよ。」

乾「え、どしたの？なんかあった？」

と「…言さん、、？大丈夫ですか？」


みんなも気になったのか、次々に声をかけるけど俯いたまま反応はなくて。

さすがに何かおかしいと思ってそばに行こうとすれば、突然その場に蹲ったから慌てて駆け寄る。


福「言！大丈夫？具合悪い？」

言「…ｯｯ、ﾊｧｯﾊｧｯ、こ、ないでっ、、ﾋｯｯ、ﾊｧｯｯ、、」

福「ぇ、いや、でも、、」

と「福良さん、多分言さん過呼吸です。」

福「過呼吸、、そっか、わかった。」


苦しそうな姿を見て一瞬焦ったけど、冷静なとむの声を聞いて落ち着いた。

でもなんで、急に過呼吸なんて、、

それに、来ないでって言われたことも気になる。

だけど、まずは言を落ち着かせないと何も解決しないから。



福「言、大丈夫だよ。すぐ楽になるから、こっち見て一緒に深呼吸してみよ。」

と「息しやすいようにシャツのボタン少し開けますね。首元失礼します。」

言「はぁっ、ゃっ、、ﾊｧｯ、ﾋｭｯｯ、く、るしっ、ﾊｧｯﾊｧｯ、、」

福「大丈夫大丈夫。何も考えないでいいからね。吸って、、吐いて、、もう一回。吸って、、吐いて。そう、上手にできてるよ。」


何故か慣れた様子で言の背中を摩るとむと一緒に呼吸を促すけど、乱れた呼吸はなかなか整わない。


そんな言の様子を見て、つられて苦しそうに息が上がってしまった問のことは乾が部屋から連れ出してくれたから乾に任せることにして。


俺は経験がないけど、過呼吸ってめちゃくちゃ苦しいって聞くから、早く楽にしてあげないと、、

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