QK病系短編集3

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kwmr side


とりあえず、いるとしたら一番確率が高いだろうと思った執務室を覗く、、が、問がいる気配はないな、、

近くにいた数人に聞いてみても、「見てない」「今日は来ないはずでは？」と、有益な情報は得られなくて。

というか、現代社会なんだからまずはスマホに連絡を入れるのが一番早いか。

そう思ってスマホを取り出した時。


と「あ！結構前ですけど、どなたかが撮影部屋入っていくの見ましたよ。後ろ姿だったけど、そういえば問さんっぽかったかも、、」

河「え、ほんと？ありがとう、助かった。」


とむからそれらしき情報を聞いて、撮影部屋に足を向ける。


けど、撮影部屋は真っ暗で。

ここにいるとしても、何か作業をしているとは思えないな、、


(ｶﾞﾁｬｯ)
河「…お邪魔します、誰かいる、、？…ぁ、、」


見つけた。

いつものソファに座って、机に突っ伏して、僕が入っても顔を上げないってことは、多分寝てるのかな？


この状況から、僕と福良の嫌な予感が当たったことはほぼ確実で。

だって、ただ眠るためだけに問が言のことを後回しにするはずがないから。


さて、ここからどうしようか。

せっかく寝ているならこのまま寝かせておいてあげたい気もするけれど、こんな体勢では満足に寝られないだろうし。

起こして言がいる仮眠室に連れて行ったら、お互い気を遣ってしまうのか、あるいは安心できるのか、、

色々考えることはあるけれど、とりあえず現状把握のためにそっと問の首筋に触れると、めちゃくちゃ熱い。

これは、確実に発熱してるな、、

やっぱり、一度起こしてでもちゃんと寝かせたほうがいいか。


河「問、起きられる？おーい。」(ﾄﾝﾄﾝ)

問「…んん、、っ、かわむらさん、、？」

河「おはよ。起こしてごめんね。問、熱あるでしょう。ここじゃなくて、仮眠室行ってしっかり休もう。」

問「、、んーん、だいじょぶ、、僕より、言ちゃんを、、」


あぁ、全くこの子は、どこまで優しいんだか、、


河「もう、大丈夫じゃないでしょう？言のことなら気にしないで大丈夫だから、ね？」

問「…ｯｯ、、んっ、、ほんとはっ、僕も、具合悪いっ、、ｸﾞｽｯｯ、、」

河「ん、よく言えました。じゃあ、行こうか。申し訳ないけど、ちょっと頑張って歩いてちょうだい。」


ほんとはおんぶでもしてあげられたらいいんだけどね。

そんなことして怪我でもしたら笑えないから、ここはもう少しだけ頑張ってもらいましょう。

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