QK病系短編集2

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tm side


…だめ、だなぁ、、


どうにか終わらせようと作業を進めていたけれど、急な目眩で自分が座れているのかもわからなくなって、結局、乾さんに迷惑かけてしまった。

こんなことなら、最初に聞かれた時に言っておけばよかった、、いや、そもそも追加の作業を頼まれた時に断れなかったのが、、さらに言えば、体調管理もできなかった自分が一番悪い。


…体調悪いと、どんどんマイナス思考になってほんと良くないな、、



乾「とむ、お待たせ。毛布かけとくけど暑かったり寒かったりしたら言ってね。あとこれ、体温計。熱高そうだから測ってみて。」

と「ありがとう、ございます、、」

乾「いえいえ。それで、今体調はどんな感じ？」

と「んー、、目眩が一番きつい、ですかね。さっき、急に、、」

乾「目眩か、、とりあえず、目瞑ってていいからね。気持ち悪くなったりしたら教えて。あ、体温計鳴った。俺数字読むからちょうだい。…ぅわ、めっちゃ熱高いじゃん。」

と「…何度、でしたか、、？」

乾「38.7℃だね。え、もしかして朝からずっと調子悪かった？」


…んむ、、昨日の夜から少し違和感が、、とか言ったら怒られちゃいそうだけど、、でもここは、正直に答えた方がいい場面、かな、、？


と「…昨日の夜、ちょっと喉が痛くて、でも熱が出たのは今朝から、です。薬飲んだので、動画二本目くらいまでは全然平気、だったんですけど。」

乾「あー、薬切れてしんどくなったってことね。で、追加の仕事も断れなくて引き受けちゃった、と。」

と「…そういうことです、、」

乾「まぁ、久しぶりの撮影だったし頑張っちゃうのもわからなくはないけど、そういう時はちゃんと言って？負担少ないようにとか、日程ずらすとか、絶対みんな色々やってくれるから。」

と「はい、、以後気をつけます、、」

乾「あー、てかごめん、しんどいのに色々話しちゃった。とりあえず、少しこのまま休む？寝られそうなら寝ちゃっていいよ。俺ここで作業してるから何かあれば声かけて。」



他の人もたくさんいるこの部屋で眠るのは少し気がひけるけど。

でも、身体は睡眠を求めているみたいで、乾さんのリズミカルなキーボードの音の心地良さも相まって、あっという間に眠れてしまいそう、、

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