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fkr side
伊沢の隣で仕事を始めて、少し経った頃。
伊「…、っ、ヒュッッ、、ハァッ、クッ、、ハアッハァッッ、、」
福「…伊沢!!苦しいの?…過呼吸かな。大丈夫だから、俺の方見られる?」
伊「…ッッ、ハァッ、ゃ、くるしっ、、ヒッッ…」
福「大丈夫大丈夫。一緒にゆっくり呼吸するよ。」
伊沢の方から荒い呼吸音が聞こえてきて、目を向ければ完全に過呼吸を起こしていて。
机をどかして、目の前にしゃがみ込んで目を合わせようとするけど、苦しさからか目は固く瞑られちゃってる。
それならと、隣に座って手を握って俺の存在を伝えつつ、もう片方の手は背中を摩ることで呼吸のタイミングを促して。
伊「…ハッッ、はぁっ、ふっ、くらさ、ヒュッ、ハァッッ、、」
福「ん、俺ここいるよ。大きくふーってしたら苦しいのなくなるから、やってみよ。」
伊「…ふぅ、、っ、ハッッ、ケホッッ、、ヒュゥッ…っ、ふっ、、」
福「上手にできてるよ。そのままもうちょい続けよう。」
伊「んっ、ハァッ、、フゥ、、けほっ、、」
福「落ち着いてきたかな。疲れちゃったと思うから、横になる?」
何度か深く息を吐かせると、だんだんと呼吸は落ち着いてきたみたいで、一安心。
だけど、過呼吸なんてそう滅多になるものじゃないし、何か理由があるはずで。
いずれ話は聞くにしても、今は体力使って疲れてるだろうからしばらく横になっていてもらおうかな、と立ち上がりかけたんだけど。
伊「…(ギュッ)、、ゃ、だ、、このまま、、」
福「このままがいい?じゃあしばらくこうしてようか。座ってるのしんどくなったら教えてよ?」
握っていた手に力が込められて、ソファを離れることを阻止されてしまった。
まあ別に、伊沢がそうしたいなら俺は全然構わないんだけど。
でも、こんな人恋しいような素振りを見せることも普段はないから、益々心配だ、、
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ふふ - めっちゃ好きです!特にfkrさんのお話がいっちゃん可愛くて何回も読んじゃってます!もしリクエスト受け付けていればfkrさん過呼吸【ymmt】ってお願いできませんかね、、?無理言ってしまい申し訳ありません💦ご検討よろしくお願い致します (2月14日 18時) (レス) id: a414dcff98 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - リクエストに答えてくださりありがとうございました😭不完全燃焼とおっしゃってましたが、とても内容が詰まっていて良かったです✨ (12月25日 21時) (レス) id: 1209166d72 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - 素敵なお話を書いて頂きありがとうございました。またリクエストするかもしれませんが、これからのお話も楽しみにしています。 (12月20日 16時) (レス) @page50 id: 38d0b39198 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - くらさん» 無理はするけれど限界直前で助けを求めるkwmrさんと、それを冷静に対処する(しかも慣れてる)fkrさん、という2人の雰囲気が最高でした!リクエストに応えていただきありがとうございました。これからも楽しみにしています! (12月17日 21時) (レス) id: fd4a95fe49 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - コメント失礼します。「更新来てるかなぁ」とワクワクしてチェックするのが最近の日課です。特にリクエスト等は思いついていないのですが…これからの更新も楽しみにしています。 (12月12日 17時) (レス) id: 4b0ac3f9e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くら | 作成日時:2023年11月21日 18時