QK病系短編集2

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izw side

ぅぅ…頭いた、、



…ん、、？



え、待って。ここ、どこだ、、？


頭痛で目を覚まして、なんとなく目を開けたら知らない天井が目に入って、状況が全く分からない。


さっきまで、オフィスで福良さんとミーティングをしていたはずで、その途中で目眩がひどいと感じたところまでは覚えてる。



…それで、そのあとどうしたんだっけ。



もしかして、俺倒れた、、？ここ、病院、、？


最悪の状況が頭をよぎってゆっくりと頭を動かせば、ベッドの周りを囲むカーテンに、腕につながれた点滴が見えて。

心なしか消毒のにおいもするし、ここが病院であることは間違いなさそう、かな。


だけど、なんで自分が病院にいるのか全く思い出せない。


自分で来た記憶はないから、誰かに連れてこられたんだろうけど、、



…というか、待って。今、何時だ？

あのミーティングのあとも予定はたくさん入っていたはずで、ここでゆっくりしてる場合ではないはず、なんだけど。


とりあえず、こういうときってナースコール押すのが正解なんだろうか。

ベッドサイドにはそれらしきボタンが設置されているけど、押して良いものか悩むな。

もうちょっと早押しボタン然としていてくれたら気軽に押せるんだけど。


まあ、押さないとどうにもならない気がするから押してみるか。



と、ボタンに手をかけた時、シャッとカーテンが開けられて。



須「ぁ、伊沢起きた？」

伊「…須貝、さん、、？俺、なんでここにいるんでしょう。ここ、病院ですよね？」

須「ああ、覚えてない感じ？あなた、会議室で倒れたんよ。で、救急車で運ばれたの。」

伊「ぇ、救急車！？全然記憶にないや、、」

須「ま、とりあえず目覚めたならよかった。俺らも詳しいことは聞いてないけど、起きたらナースコール押すように言われてるからこのあと説明があるでしょう。あと、河村と福良さんももうすぐ来るはず。」



…なんか、自分でもまだ状況がつかめてないけど、この忙しい時期に大変なことをしでかしてしまった、ということだけはなんとなくわかった。

こんなことなら、会議前に福良さんから声かけられた段階でおとなしく休んでおけば良かった、、

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