QK病系短編集2

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mn side



と「…(ﾊﾞﾝｯｯ)…ｯ何もないって、言ってるじゃないですか！もうほっといてください！！」

山「ぁ、ちょ、とむ！！」


突然聞こえた大声に、思わず手を止めて顔を上げると、ちょうどとむが目の前を通って部屋を出ていくところで。

さらに視線を動かすと、部屋の奥でフリーズしている山本さんの姿が。


問「山本さん、何かありました？」

山「ぁ、、うん、ちょっと。とむ、元気ないなと思って声かけたんだけど、しつこく聞きすぎたみたいで怒らせちゃった、、」

問「そうなんですね、、僕、ちょっと追いかけてきます。なんかいつもと様子違うのは僕も気になってたんで。」

山「ごめん、お願い。上着もスマホもここに置いてあるし、多分外には行ってないと思う。」

問「了解です。見つけたら連絡します。」


さて。

探してくるとは言ったものの、どこに行ったのかなあ。

とりあえず、オフィス内を一周してみようか。

そう思って各部屋を覗いたけど、とむの姿は見つけられなくて。


最後に、トイレを見てみたら、一つだけ個室が閉まってる。

これ、違う人だったらめっちゃ申し訳ないけど、状況的には多分とむ、だよなあ。


(ｺﾝｺﾝｯ)
問「…とむ？いる？」

と「ｯｯ、問、さん、、？」

問「そう、問だよ。具合悪くなっちゃった？」

と「大丈夫、です、、ごめんなさい、大きい声出したりして、、」

問「ううん、きっと何か理由があったんだろうなぁってわかってるから。体調が大丈夫なら、こっちおいでよ。そこ寒いでしょ？無理に聞いたりしないからさ。」

と「…はい、、」(…ｶﾞﾁｬ)


よし、とむを見つけることには成功したぞ。

それで、このあとどうするかだけど、、さすがにみんなのところには戻りづらいだろうし、一旦会議室あたりで様子見てみようかな。

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