- ページ23
fkr side
…あ。須貝さん、寝ちゃったのか。
いつの間にか寝てたみたいで、
ふと目が覚めたら隣で眠ってる須貝さんを発見した。
今日は朝起きた時から、
今にも雨が降り出しそうな天気のせいか頭痛がして、
オフィスに向かう前に薬を飲んだのに
なぜだかまったく効いてくれなくて。
それでも、急ぎの仕事と撮影があったから
会社に行かないという選択はできなくて、
せめてこれ以上酷くならないでくれと願いながら出社した。
朝のうちに少しでも進めてしまおうと
溜まっていた事務仕事を片付けて、
ふっと息を吐いた時にはもう頭痛は限界で。
時計を見れば
撮影までは一時間以上余裕があったから、
近くで作業してた須貝さんに声を掛けて仮眠室に向かった。
…その時に、偏頭痛のことが須貝さんに知られてしまったのは
ちょっと想定外だったけど。
でも、とにかく無事に仮眠室に辿り着いて、
頭から掛け布団を被って目を瞑れば、
多分いつの間にか眠ってたんだと思う。
しばらくして須貝さんの声で意識が浮上した時には、
寝る前よりもはるかに頭痛が酷くなっていて、
目を開けることも身体を起こすこともしんどくて。
撮影行かなきゃってわかってるのに、
つい無理かもって口にしてしまったみたいで
気がついたら撮影は延期にされていた。
…そっからのことは、正直よく覚えてないんだよね。
途中で吐き気まで出てきて、
須貝さんの前で吐いてしまったこととか、
熱があると指摘されて体温計を挟まれたこととか、
断片的なぼんやりした記憶はあるんだけど
時系列とかは全然はっきりしてなくて。
でも、しんどい、無理って思うたびに
須貝さんが大丈夫大丈夫って声掛けてくれて、
背中とか頭とか撫でてくれて、
それでめちゃくちゃ安心できた部分も大きかった。
そのおかげで寝られたと思うし、
寝られたおかげで頭痛はかなりマシになったからね。
…まぁ、まだまだ身体が重いのは
寝る前に指摘された通り熱がある証拠なんだろうけど。
身体を起こせるくらいには回復したから、
ゆっくり起き上がって須貝さんに毛布を掛けてあげて、
自分ももう一度布団に横になって目を瞑る。
次に起きる時には、もっと楽になっていますように、、
-fin.-
ーー
初めてリクエスト書かせていただきました。
ちょっと難しかった、、
頭の中にある妄想を文章に起こす難しさを
ひしひしと感じています。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くら(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます。彼らの絡みは見ていてとても癒されるので、私も大好きです。 (11月21日 18時) (
レス) id: fbe0e5de4b (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - たぁさん» ありがとうございます。移行先にて書かせていただきます。�� (11月21日 18時) (レス) id: fbe0e5de4b (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - 蘭さん» Ziphilさん、先日の動画で見た限りかなり書きたいタイプの方なのですが、話し方や他の方との絡み方などの参考になるものが少なくて、、今は難しいのですが、後々書けそうになったら書かせていただきたいです。 (11月21日 18時) (レス) id: fbe0e5de4b (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます。少しとむさんのお話が続いてしまうので、順番が前後してしまいますが移行先にて書かせていただきます。�� (11月21日 18時) (レス) id: fbe0e5de4b (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - みーちゃんさん» ありがとうございます。移行先にて書かせていただきます。�� (11月21日 18時) (レス) id: fbe0e5de4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くら | 作成日時：2023年10月26日 15時
