3 ページ11
大倉side
インターフォン鳴らしても反応なかったから、ヤスが持ってる合鍵で部屋の中へ。
「お邪魔します。どこにおるかな、やっぱり寝室やろか。」
「体調悪いんやとしたらそうやんな。行ってみよ。」
ってことで、リビングを抜けて寝室の前のドアへ。
コンコンッ
「亮ちゃん、おるー?大倉とヤスやけど。」
…んー、反応ないか…
「けど、人おる気配はするで?開けてみよ。」
ガチャッ
「…亮、おるー?………ッ…亮!!どしたん!?俺やで、わかる?」
…先に入ったヤスが慌てるんもようわかる。
真っ暗な部屋の中で、ベッドで膝抱えて、遠目で見てもわかるくらいに震えてる亮ちゃん。
思わず近づいて背中触ろうとしたら、
「…いやっ…ハァッ…ハァッ…や、めてッ…ッッ…ハァッハァッ…」
腕振り払われて、過呼吸に近い状態になってもうて、とにかく落ち着かせなあかんと思って必死に声をかけるんやけど、なかなか届かなくて、ほんまにこのままやとやばいんちゃうかって思い始めた時、
「りょーお。大丈夫。嫌なことも怖いこともせえへんから、安心してな。俺の声、聞こえとったら手ぇ握って?……ん、よかった。聞こえてはいるんやな。ほな、息しんどいの治そか。俺に合わせて、ゆっくり深呼吸できる?」
振り払われつつも、ヤスが亮ちゃんのこと抱きしめて、声を届かせて、そのまま深呼吸させて落ち着かせて。
「んッ…ヒックッ…ハァッ…しょ、ちゃんッ…グスッ……ハァッッ…ハァッッ…こ、わかっ、たぁ……」
「おん、怖かったなぁ。けど、もう大丈夫やで。俺も大倉もおるし、みんなも車におるからな。」
「亮ちゃんが嫌やなかったらさ、みんなもここに呼んでええ?」
「…んっ…ヒクッ…みんな、あいたいっ…」
「わかった。ほな、呼んでくるから待っとってな。」
電話で呼ぼうかとも思ったんやけど、しっかり状況説明した方がええかな…と思ったから、一旦車に戻ることにした。
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「体調不良」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理系女子♪(プロフ) - みるさん» すみません、現在リクエスト受付期間ではないため、お受けできません…もしよろしければ、また次の機会にお願い致しますm(_ _)m (2019年10月12日 10時) (レス) id: 3224480acf (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - リクお願いします。丸山くんがライブの日に胃腸炎になって裏で吐いたりしながらメンバーに支えられてやりきりお話が見たいです。よろしくお願いします (2019年10月5日 20時) (レス) id: e38e8d5fd8 (このIDを非表示/違反報告)
んか - リクエストお願いします!やすくんが胃腸炎になってしまうのがみたいです!看病は村上さんでお願いします! (2019年9月25日 21時) (レス) id: 8166de9056 (このIDを非表示/違反報告)
まなな(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!リクエストなんですが、横山くんが乗り物酔いで吐いてしまうお話が見たいです。よろしくお願いします。 (2019年9月25日 6時) (レス) id: 90486359b7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - リクお願いします!亮ちゃんが胃腸炎になってしまい、我慢したため、上からも下からも失敗してしまう。みんなに甘えながら、頑張って治していくお話が見たいです。症状激しめだといいなぁと思います。大変だとは思いますが、いつも楽しませて頂いています! (2019年9月25日 1時) (レス) id: de8150c4f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:理系女子♪ | 作成日時:2019年9月20日 8時