エイトさんの体調不良part25

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村上side



夕方になって起きてきたヨコは、多少マシになったとはいえ、まだ顔色が悪い。



まぁ、ちょっと寝たくらいじゃそんなに変わらへんよな…



「ヨコ、ちょっと今、話せるか？」


「…ん？ええけど…何？」


「相談なんやけどな？今のヨコの状況、すばるとか、他のやつにも言ってええか？」


「…それは…できれば、嫌、やな…」


「そうやんなぁ…気持ちはわかるんやけど…けど、ご飯のこととか、俺なんかよりマルとか大倉とかの方がよう分かるやんか。消化に良くてうまいもん、作ってくれると思うで？」


「…んー、、それは、そうやけど…ｸﾞｽｯ…」


「あー、泣かんでええって。ごめんな。無理にとは言わへんから、な？」



やっぱり、嫌がるか…


なら、俺一人でどうにかなるうちはどうにかするしかないな。


泣くほど嫌がってるのに無理強いはできひんわ。



「わかった、ほな、しばらくは誰にも言わへん。けど、あいつらもそのうち気づくと思うで？そしたら、その時は力貸してもらお、な？」


「…ん……ごめん、俺、わがままやんな…」


「そんなことないやろ。もし俺がヨコの立場やったとしても、同じこと言うと思うで？」


「…んん…ﾊｧｯ……なんか、もう色々わからへん…」


「今は何も考えんでええ。な？それより、そろそろ夕飯の時間やけど、なんか食えそうなもんあるか？簡単なもんしか作れへんけど…」


「食欲、あらへん…けど…ヒナ、作ってくれたら、食べてみる…」


「ん、わかった。ほな、なんか作ってくるわ。身体、しんどくなかったらリビングで待っとき。」



とりあえず、今はヨコの体力回復と心の安定が最優先や。


で、そのために…



《俺でも作れて、消化に良い料理教えてくれ》


《え、村上くん体調悪いん？？俺、そっち行こか？》


《いや、そういうわけとちゃう。ちょっと気になっただけやから》


《まぁ、なんか事情があんねんな。えっと、卵とじのうどんとかどう？レシピ送っとくわ。》



おん、さすが大倉。


連絡したら、すぐ反応してくれたわ。


これなら冷蔵庫の材料で作れそうやし、よし、作ってみよ。

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