エイトさんの体調不良part24 (ページ4)

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渋谷side

医務室から借りた体温計とブランケットを抱えて楽屋に戻ったら、マルに膝枕されて3人に甘えとる亮。

俺のすぐあとにヒナとヨコも帰ってきたんやけど、俺ら甘やかすのとか慣れてへんからどうしてええかわからなくて、マルたちに持ってきたものだけ渡して部屋の隅におってん。

そしたら、いつの間にか亮がめっちゃ泣いとって、その後しばらくして大倉がこっちにやってきた。

「…なぁ、すばるくんたち、なんでこんなとこにおるん？」

「…あー、俺ら、どうやって亮に接したらええかわからへんねん。下手に話しかけて、泣かせてもうてもあかんし…」

「そういうことなら、こっちきてや。」

「…え…？いや、既に亮めっちゃ泣いとるやんか。無理やって、俺どうにもできひん…」

「…ﾊｱｯｯ……あのな、亮ちゃん、すばるくんたちに嫌われたと思って泣いてんねん。すばるくんも村上くんも横山くんも、ずっと遠くにおるから、もう俺のこと嫌いになったんやって言ってる。」

「…ｯ…そんなわけないやん！わかった、そっち行く。ヒナ、ヨコ、行くで！！」

まさかそんな理由で泣いとったとは…

俺たちの方こそ、一方的に怒ってもうて亮に嫌われたんやないかって心配してたくらいなのに…

ってことで、覚悟を決めて亮のところへ。

「…亮、ごめんな？俺たち、亮がしんどいの気がつけんかった。1人で我慢するのしんどかったよな。ほんまごめんなさい。」

「…んｯｯ…すばるくん、ｸﾞｽｯ…おれのこと、嫌いになってない…？…ﾋｸｯｯ…」

「なってへんよ。俺も、ヒナも、ヨコも。」

「…ん…ありがと…俺も、すばるくんたちすき…／／／」

「…ﾌﾊｯ…急に何言ってんねん(笑)ってか、そんなに照れるなら言わなきゃええのに…」

ﾌｩ…これで一件落着…

なんて安心しとったら、

「亮、よかったなぁ。せや、せっかく仲直りできたんやし、ヨコちょに膝枕してもらって、渋やんと信ちゃんに手繋いでもらったらええんやない？」

…ん…？？ヤス、今なんて言った…？？？