エイトさんの体調不良part24 (ページ21)

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村上side

朝からなんとなくしんどそうにしとったヨコ。

けど、あそこで問い詰めたところで大丈夫って言い張るだけやと思ったから、収録終わるまでは気付かへんフリしとこうと思ってん。

一応、すばるも気付いてる感じやったから協力体制を作って。

終盤だいぶしんどそうやったけど、なんとか無事に収録は終えて、適当なこと言ってマルたちは先に帰らせた。

よし、もうええやろ。

「ヨコ、お疲れさん。大丈夫か？」

「…んｯｯ……ヒ、ナ…？ﾊｧｯ…ﾊｱｯ…」

「おん、もう俺とすばるしかおらんで。だいぶ熱高そうやけど、家帰る前に病院行くか？」

「…ぃや、行かへん……」

…まぁ、せやんな。

横山さん、病院大嫌いやからね。

「わかった、ほんなら早いとこ家帰ろか。俺とすばるも着いてくけどええな？」

「…来て、くれるん…？」

「当たり前やんか。こんな状態で1人にしとくほど俺も冷たないで(笑)よし、ほな行こか。しんどいやろうけど、車までちょっと頑張ってな。」

いつもは、迷惑かけたないから1人で平気って言い張るんやけど、今日は言ってこなかった。

多分、それだけしんどいんやろな…

ヨコの荷物をすばるにお願いして、俺は若干足元の怪しいヨコを支えながら出口へと向かう。

すばるが連絡しておいてくれたから、マネージャーは外に出てすぐのとこにおって。

「今日は3人ともヨコの家で頼むわ。」

全員の行き先を告げて、車が動き出した。

今日のスタジオ、ヨコの家から近いとこでよかったわ。