エイトさんの体調不良part24 (ページ15)

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安田side

まだ遊ぶだのヤスのアホだの言ってた大倉も、しんどさには勝てへんみたいでベッド連れてったら速効で寝た。

ただ、やっぱり幼児退行気味なのか、俺の服ギュッて握って離さへんねん。

このままやと俺何もできひんし、スマホとかもリビング置いてきてもうたし、こうなったらしゃあない。

そーっとTシャツ脱いで、気づかれへんように静かに部屋を出て。

スマホと飲み物、タオルと体温計を持って戻ってきた。

そのあとしばらくはスマホ見たり大倉の汗拭いたったりして過ごしてんけど、やっぱり暇や。

よし、最終手段やな。

「…おじゃましまーす…」ｺｿｯ

ちょっと狭いけど、大倉が寝てる隣に僕もお邪魔して、一緒に寝ることにした。

ーーーーーーーーーー

「…んっ……大倉ぁ…？」

誰かに身体揺すられる感覚で目が覚めた。

目ぇ開けてみたら、めっちゃ涙目の大倉が必死に俺のこと起こそうとしとって。

「ごめんな、俺寝とったから寂しかったん？」

「…ん…1人、嫌やった……ｸﾞｽｯｯ……」

「隣にいるんやから1人ちゃうやんか(笑)まぁええわ。起きたなら、もう1回熱測ってみよな。」

幸い、熱測るんは嫌がらへんから、ささっと挟んでやって。

「今どこがしんどい？痛いとことかある？」

「…あたま、いたい…」

「そっか、ほな、ちょっと冷やしてみる？濡れタオル持って来たるよ。」

「…いやっ……タオルいらんから、ここおって…」

「でも、しんどいやろ？冷やしたら楽になるかもしれへんで？すぐ戻ってくるから、な？」

反応があまりにもいつもと違うから、なんか調子狂うわ…