3 ページ22
安田side
横になると咳が酷くなるし、かといって座ってるんもしんどいし…
もう、どうしてたらええねん。
いっその事、立ってるとか？
いや、それは違うか。
…なんて、1人で試行錯誤しとったら、
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ……
「章ちゃーん、大丈夫ー？？開けてーー。」
……亮…？
「どっくん、声でかいって。近所迷惑やわ。」
…ヨコちょ……？
何故か知らんけど、ドアの外から聞きなれた声がして。
ゆっくりやけど玄関に向かって、鍵を開けたら、
「あ、ヤス！大丈夫なん！？心配やったからみんなで来てもうたんよ…」
メンバー6人が全員おった。
あまりに急なことやったから反応できなくて、ドア開けたまま立ち尽くしとったんやけど、
「こんな大勢で押しかけてすまんな。とりあえず、上がらせてもらってもええか？ヤスも立ってるんしんどいやろ。」
っていう信ちゃんの一言で我に返った。
みんなに中に入ってもらって、お茶でも出そうかなぁって思ったら、
「ちょ、病人は大人しくしとけって。熱は？何度やったん？」
渋やんに引き止められて、おでことか首とかペタペタ触られて。
「…朝、38.7℃やった……ｯ…ｺﾎｯ…」
「…38.7℃！？めっちゃ高いやんか！早う、病院行かな！」
「そんなとこ立ってないで、ここ座り？あ、横になっとった方がええんか？」
「ベッドまで歩ける？連れてったろか？？」
正直に言ったら、やっぱりみんな大騒ぎ。
でも、そうやな。
この体調で1人で病院行く自信はなかったから、みんなが来てくれてよかったわ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パンジー(プロフ) - 面白いです。更新楽しみにしてます。 (2017年4月5日 8時) (
レス) id: 700a76e6c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。期待通りの内容でとても良かったです♪ (2017年3月17日 22時) (レス) id: 3ed0e6fa7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：理系女子♪ | 作成日時：2017年2月21日 22時
