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大倉side
もう、ハンドルなんか握ってられる状況じゃなくて。
薄暗くなってきて外からも見えへんやろうから、両手でズボンの前のとこを抑えてどうにか耐えとる。
でも、さっきから少しずつやけど確実にズボンが湿ってきとって…
…もう、あかんかな…
そうやって、一瞬気を抜いてもうてん。
そしたら、その一瞬が命取りやったみたいで…
「…ぁっ…いやっ……ｯ……あかんてｯ……」
さっきまでとは違う、明らかにズボンの濡れた部分が広がっていく感覚。
それと同時に、苦しかったお腹はどんどん軽くなっていって。
悔しくて、現実が信じられなくて、それでもどこか開放感を感じとる自分がおる。
全部出てもうたあとは、やっぱり悔しい気持ちが大きいけど。
まさか、30過ぎてこんなとこでおもらしなんて想像もしたことなかったもん。
せめてもの救いは他の誰にも見られてないってことか…
とりあえず、一刻も早く家に帰ってシャワーを浴びて着替えたい。
濡れたパンツとズボンをこのままにしとったら、お腹が冷えて更なる惨事を引き起こしそうやから。
それだけは絶対に避けなあかん。
その願いが通じたんやろか。
つい5分前まで少しも動かなかった車が、のろのろとではあるものの進み始めて。
よかった、これで家に帰れるわ…
…って、どうせならあと20分早く進んでくれよ……
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パンジー(プロフ) - 面白いです。更新楽しみにしてます。 (2017年4月5日 8時) (
レス) id: 700a76e6c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました。期待通りの内容でとても良かったです♪ (2017年3月17日 22時) (レス) id: 3ed0e6fa7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理系女子♪ | 作成日時：2017年2月21日 22時
