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母上は兄上に言った


瑠火「なぜ自分が人より強く生まれたのかわかりますか?弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」


眠る千寿郎を膝に乗せて聞いた

8つだった私の胸に刺さった言葉だ

弱き人を守るのは当たり前だ

手を差し伸ばさないで無視すること

私利私欲で力をふるうというのは許されないこと

そして、強さにも人それぞれだと

私は母上のような強い女性になりたいと思った

母上が亡くなった後に私は母上の意志を多く引き継ぐべきだと思い

私は刀を持った

父上と兄上に反対されても独学でもやった

幼い時からずっと見ていた

憧れの人達の稽古を

父上達は諦めたのか私にも指南していただけるようになった

父上は母上が亡くなった後

鬼殺隊を辞めた上に更にお酒に溺れた

兄上にも指南しなくなり

兄上は1人で煉獄家にある3冊の指南書を読み
稽古をしていた

私も1人で稽古をした

その約1年後から兄上に稽古をつけてもらえるようになった

千寿郎が大きくなれば3人で

兄上はひたすら努力し続けた

父上に罵倒されても





そして今に戻る


私は最終戦別へ参加し無事に合格し帰路に立っている

街でさつまいもとお酒を買い屋敷へ

疲れているけれど、早く兄上達に報告したい一心で歩く



『ただいま戻りました!』

千寿郎「あ、姉上...!!」

『ただいま千寿郎!!』


駆け寄る千寿郎を抱き抱える

大きくなったなぁと思いつつも帰れたこと、合格したことを2人で喜んだ

兄上はいないと言うことは任務だなと察した


『父上に報告しないと!』

千寿郎「部屋にいると思います。荷物は僕に任せてください」

『ありがとう。なら、この布袋だけお願いしようかな』


隊服が入った布袋を千寿郎に預け父上の部屋へ向かった


緊張する

深呼吸して父上に声をかける


『父上、先程最終戦別から戻りました。無事に合格したので報告を...』

愼寿郎「...興味無い。出てけ」


『...分かりました。帰りに寄った街で買った物です。父上のお口に合えばいいのですが...棚の所に置いておきますね』


父上は興味無さそうに無視し縁側で座っている

私は部屋を出て、仏間で母上に報告をした

母上は「よくやった」と褒めてくれるのだろうか

「これから気を引き締めて頑張りなさい」と励ましてくれるのだろうか

...こんなこと思っていたら母上達のような強い人にはなれない

きっと言ってくれる

メソメソしていたら怒られてしまうね

立ち上がり千寿郎がいる所へ歩いた

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 兄妹   
作品ジャンル:アニメ
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美園(プロフ) - 面白かったです,心の中でこれからも楽しませてもらいます!素敵なお話ありがとうございました! (11月19日 22時) (レス) id: 69d991c9f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠羅 | 作成日時:2021年10月20日 8時

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