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妖都「...(ﾆﾀｧ」
私の名前を叫ぶ声が聞こえる
妖都「お前を喰って殺してやる」
喰われて...たまるか...ｯｯ
隠し持っていた短刀で抵抗する
珠世「Aさんっ！！！」
声のする方向を見ると珠世さんが何かを飛ばした
妖都の顔面が割れ口の様になる
珠世「これを！！！その鬼にとっての劇薬です！！」
瓶を受け取り中身を操る
...的を大きくしてくれてありがとう
最後のひと振りを妖都にぶつける
キーン...と激しい耳鳴りがする
こいつの後ろから明かりが見える
お腹から焼けるような痛みが一瞬
感覚がもうない
痛くないや
あぁ、死ぬのかまた
嫌だ
冨岡「──── 、A...頼む...目を開けてくれ...」
『...』
また義勇さんを悲しませてしまう
泣かせてしまった
義勇さんにちゃんと伝えたいことがある
だから
まだ死ねない
もう悲しませたくない
呼吸を整え耐える
『義勇...さん...私、は、、大丈夫です...』
冨岡「話すな...」
『...あいつは...』
冨岡「.....時期に...消える...もう話すな...」
そっか...
.
冨岡side
『おわ、たん...ですね』
安心した顔を見せた
胡蝶「冨岡さん、今すぐに...」
冨岡「あぁ。Aもう少し耐えてくれ...」
俺はAを抱き寄せて立ち上がる
だらんと力なく寄りかかるAは
弱々しく呼吸を整え耐えている
俺は鴉の案内で病院まで走る
衝撃を最小限に走る
まだ呼吸音は聞こえる
前とは違う...大丈夫だ
まだ暖かい
死なせてたまるか
もう二度とAの笑った顔を見れずに
伝えたいことを曖昧にしたまま
会えなくなるだなんて御免だ
『...ﾌｰ...ﾋｭ、ﾋｭｰ...』
冨岡「頑張ってくれ...」
もう少しだから
A、すまない
守ると言ったのに守れず
こんなになるまで...
すまない
柱なのに
お前の師範で兄弟子なのに
守れなかった
未熟で...
冨岡「ごめん...」
『...謝ら、ない、でください...私、が...ぅぐ......悪いです、から...』
俺が謝っていたことに気づいたのか言葉をかけてくれた
痛くてたまらないのに
こんな優しい子がこんな目に...
『...わ、たし...伝えたぃ...ことが...』
冨岡「いくらでも後から聞いてやるから止血することに集中してくれ」
『してますよ...だから、言わせ、てください...』
冨岡「聞かない...」
まるで死ぬことを悟ったように話す
嫌だ
嫌だ...
『......好き、です...義勇さんの...ことが...』
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珠羅(プロフ) - cosmoさん» 指摘ありがとうございます！自分のミスに腹抱えて笑いましたw引き継ぎよろしくお願いします！ (2021年12月23日 1時) (
レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
cosmo - おっと、伊地知が出たぞ、、、w (2021年12月22日 22時) (レス) @page22 id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
逸希(いつき)(プロフ) - コメント失礼します！とても楽しく読ませていただきました！飯田くんルートも楽しみに待ってます！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: b0d746d6cf (このIDを非表示/違反報告)
ニャー(プロフ) - コメント失礼します!!飯田くん最推しなのでぜひとも飯田くんルートを作って欲しいです!!! (2021年7月28日 20時) (レス) id: aa6e567e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅 | 作成日時：2021年6月15日 15時
