夢くらい見させてください日常編【ヒロアカ×東京喰種:re】 (ページ37)

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幻覚作用、錯乱作用

また個性暴走を呼び起こす作用のある薬

この3つの事例が起きており

場所が特定できたのは遊園地の運営者の通報だった

「元々は我々のアジトだった。もしこの場所を返さないのならバイオテロを起こす」

脅迫にあったことでわかったのだ

運営者は「こんなアジトがあるだなんて知らなかった」と言っていた

正直、運営者もヴィラン側だと思う

皆も薄々感じてると思う

だから

B組の皆は社会科見学として潜入している

暗号によって連絡するけれどB組からの連絡はまだない

...スンスン

『薬品臭い』

轟「皆を待とう。複数いたら不味い」

『そうしよう』

「そうしなくてもいいのに」

轟「『っ！？』」

背後を取られた

ヴィランに蹴りを入れる

ポス...

何かが落ちた

見るとさっきのジェットコースターのスタッフが着用していた帽子だった

「なんでわかったと思う？君だよ。君がGPS役になってくれたんだ。君達誰かと話してたよね。知ってるよ。耳に着けてるでしょ」

轟「...」

「黙ってても無駄だよ。電子機器の探知も付与もできるからね。例えばスタンガン」

指をパチンと鳴らしたと同時に

体に電流が流れた

『ぅあ"あ"ｯｯ！！！』

轟「Aｯｯ！！！」

『来ちゃ、ダメ...私なら大丈夫...ｯｯ』

すぐ慣れる

付与と言っていた

安全ベルトを下ろす時わざとらしくあいつは私に触れた

『...触れられたら、付与される』

「あ、わかっちゃったか。‎まあいいや。足でも折ろう。ドリル」

両足がドリルのように回った

なんだこんなものか

『皆を待つのは得策じゃない』

轟「でも足...！！」

『忘れてない？もう治ったよ』

「ははっ！喰種か！！実験のしがいがあるね！！！」

『それはもうごめんだ。お前ごときへでもない』

地面を操り殴ってヴィランを気絶させ拘束した

『...っはぁ...』

轟「大丈夫か？」

『うん。何とか』

神経すり減らして疲れたし

まだRc細胞が不安定なのに足を治してしまった

できることなら怪我を負いたくないけど

あと残り3回が限界かな

呼吸を整えて立つ

轟「お前はここにいろ」

『何言ってるの？動けるのにヴィラン確保のため動かないヒーローはどこにいる？』

轟「無茶だけはして欲しくないんだ」

『心配してくれてありがとう。ここからは先手を打とう。それなら怪我を負うことは減る』

轟「...わかった。個性だけだぞ」

『うん。もちろん』

まだ死ぬわけにはいかないから