246 ページ2
姉さんは私の髪を触る
"ごまプリン頭"というのは捜査官をしていた時の兄さんのことだ
トーカ「んー...毛先を整えるくらいでじゃない？」
ヒナミ「そっちの方がいいよ」
『じゃぁそれでいこうかな』
私は髪の毛を切る準備をして
姉さん達に手伝って貰いながら自分で切った
髪を切り終え片付けていると
ノック音がした
『はーい』
有馬「久しぶり。元気そうで何よりだよ」
『ありがとう。有馬くん』
有馬「...聞いたんだけど明日雄英の人達と会うんだよね。それが心配で来た」
『心配してくれてありがとう...でも、大丈夫だよ。怖くても逃げたら同じことの繰り返しだし』
有馬「そっか...明日僕もついて行くよ」
『えっ』
トーカ「あーその事なんだけど、あたしらも行くことになってる。ゴートとヒーローと顔合わせ的なことをするみたい」
『嘘...』
ヒナミ「お兄ちゃん、まだ目が覚めないからAちゃんが代理になるね」
『習兄さんじゃなくて...？』
トーカ「うん。これは王族に譲る、とか言ってた」
『...頑張らないとなぁ』
トーカ「何かあったら頼りなよ」
『うん...あ、レーカさん達は？』
有馬「倉庫の荷物を取りに行くって」
『倉庫？.....あー...あれね』
倉庫は地下に行く前の時に作った隠し家のこと
確かあそこにコンテナを置いた気がする
『後でお礼言わなきゃ』
...制服を持って来てくれるから
姉さんは兄さんの方に行くと退出した
ヒナミちゃんも姉さんについて行くみたい
私は有馬くんにずっと気になってた僧頭くんと伊丙くんのことを聞いた
有馬「知らなかったよね......あの2人は殉職したよ」
『そんな...』
有馬「辛いけど覚悟してたから...それに悲しんでいられないよ。あの2人の分まで生きなきゃ。だから悲しまないで」
有馬くん...
『そうだよね...あの2人の分まで生きよう』
私なんかよりも立派だな...
見習わないと
有馬「何かあったら言ってね。僕は見回りの方に戻るよ」
『うん、ありがとう』
今日も天気がいい
私の心情とかけ離れてるくらい
私の心は荒れる狂う嵐みたいだ
ベッドで横たわってても落ち着かないから兄さんの病室へ向かう
姉さん達は帰ったみたいで誰もいなかった
兄さんはまだ目を覚まさない
数値は安定しているから、数日で目が覚めると貴未さんから聞いた
『目が覚めたら姉さんとヒデさんと私でどこか出かけようね。兄さん』
不思議とさっきまであった緊張感が少し和らいだ
やっぱり兄さんは凄いや
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
高槻泉 - 何ですか？この作品……神じゃないですか！？面白いです！更新頑張ってください！あと新しい東京喰種とヒロアカクロスの作品つくってほしいです！ (2020年7月7日 6時) (
レス) id: 3d39e03f6e (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀)ぬん(プロフ) - あぁ...轟くんとのイチャイチャをもう少しで見られる！！ (2020年5月23日 22時) (レス) id: 19a4648d07 (このIDを非表示/違反報告)
瀬呂くん推しのもち団子(プロフ) - 涙腺が...涙腺がブッチブチ_(┐「ε:)_ラストスパート頑張ってください！！ (2020年5月14日 20時) (レス) id: 3a04150756 (このIDを非表示/違反報告)
シバ - はぁい。待ってまぁぁす！ (2020年5月14日 10時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：珠羅 | 作成日時：2020年5月14日 9時
