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『はぁ、ホント運営って奴は......ごめん、わざわざ。探し回ったでしょ』
早希といるとなんかフワフワする
それと同時に反社の人間だという事実が
じわじわとえぐられるような痛みが広がり血が流れるように感じる
なるべくこの子には会いたくないのが本音
早希「いいんですよ！このくらいお易い御用です」
裏表の無く明るく優しい彼女が憎いほど眩しい
事務室につき運営に謝って
早希に紅茶を淹れる
「おい運営」
ノックもせずに入ったのは
細身で短髪の黒髪に深い紫の目をした中性的な男
モクレン
Cのチームのトップ
ダンス馬鹿で大食いらしい
モクレン「姫もいたのか」
姫は早希のことだ
早希「Aさんが紅茶を淹れてくれるみたいなんです！」
『モクレンもどう？ついでに運営も』
運営「ついでになんて酷いですよぉ」
モクレン「姫とティータイムを過ごせるなんて光栄だ。ナイスセッティングだA」
こんな業界にいるから紅茶やコーヒーを嗜むのが趣味になってしまった
モクレン
こいつを見ると少し腹立たしかった
私もダンスが好きだったから
『上から目線だなお前は。キッチンに行って茶菓子でも貰ってきてよ。生憎ここにあったのは全部あのガキに食われた』
モクレン「あぁ...アイツか。分かった。姫、何が食べたい？」
早希「私はお構いなく...」
運営「僕、ケーキがいいです！」
モクレン「お前には聞いてない」
キッチンに行っても仕込みが忙しいようで結局茶菓子はなしだった
早希「Aさんの淹れた紅茶本当に美味しいです！また今度お願いします！私、今度お茶菓子準備しますから！」
『そっか...美味しかったのなら良かった』
早希が本当に嬉しそうに言い
「どこのお店がいいかなぁ」「何が好きですか？」だなんて言う
こんなお茶会二度とごめんだ
.
夜になり
いつものように公演が始まる
そしていつものようにお客を見送る
私は会計で受付担当の日だ
地味な見た目にして変装をして立っている
フロントには見送りにキャストが来る
「また来てよ」
そうお客に言うのは弟の銀星
三ツ谷とはまた違う銀髪で私と同じ目の色をしている
姉弟仲は聞かなくともわかる程最悪だ
原因は私だけどそんなことは知らん
「千秋楽まで全部見に行くからね！」
「アンタ金欠とか...」
「しっ！！」
銀星「あはは...無理しないでよ？」
そうか...今日はKか
Kは銀星が所属しているチームだ
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珠羅(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます！制作中ですので、しばしお待ちください！ (2022年5月16日 20時) (
レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年5月15日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠羅 | 作成日時：2022年5月12日 0時
