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「あ、どうもぉ...」
ニコニコと媚び売る中年のじじいはあの羽瀬山だ
1度私が牙を剥いたことによりその時からこの態度だ
ここは新店舗で、そのオーナーだ
この前の店のオーナーと変わり
羽瀬山は新店舗から仕切っている
運営と同時期に来た
私がこのビルを買ってやろうとしたのは
表向きに人材派遣会社
裏では、借金取りみたいなことをしたり、闇バイトを運営したり
稀咲にはこのビルのことを言ってない
だから、いなくなったあの2人を探すために
情報収集をしようとしていた
それなのにこの羽瀬山のせいで全部おじゃんになった
けどまぁ、前からマークしていたコイツを見張ることができるからなと今はそう思っている
羽瀬山「今日もお勤め、ありがとうございますね...」
『...それで納金の方は?』
羽瀬山「いつものアタッシュケースに入ってますよ。ちゃんと指定された通りの...」
『ふーん。資料通りちゃんとあるけど...確か今回の公演で結構稼いだよね。前回未払いの家賃代は?これに入ってるって言ったら足りないんだけど。私のこと舐めてる?』
羽瀬山「そんな訳ないじゃないですか…!貴女に楯突くというのは死を意味しますからねぇ…今日中に準備しますんで…そこをなんとか…」
私は嫌な顔でニンマリと笑って肩を叩く
『そこをなんとかって、そんなに死にたい?あの会社員のようにしてやろうか?このやり取り何回目?お前のせいで誰かが死ぬか、お前が死ぬかどっちがいい?』
羽瀬山「あ、いや、どどどうか!!命だけは...!!」
心にも思ってないことを言ってもこんなに怯えられて
ここまで私は堕ちたんだなと再確認させられる
『次こんな真似したら分かるよね。誰かに言っでも同じだからね』
羽瀬山「は、はい...!もちろんですとも...!」
いつ見てもこんなの胸糞悪い
社長室から出て
事務室に向かう
「あ、Aさん!」
この子は風見早希
''あの子"というのがこの子だ
喧嘩のケの字も知らない純粋で可愛らしい人だ
早希はここの特別なお客で
何かに追われて、狙われているようだ
彼女の存在が大きいようで、羽瀬山も彼女を守っているようだ
あのブラックカードというのを持っているらしい
最近は東卍もそのカードについて
どういうものかを話している
そのおかげで余計に忙しくなった
早希「運営さんが「助けてください」って泣いてました...」
呆れてため息が出る
バカな私でも基本のPCスキルはあるってんのに
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珠羅(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます!制作中ですので、しばしお待ちください! (2022年5月16日 20時) (レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年5月15日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠羅 | 作成日時:2022年5月12日 0時