6 ページ23
.
約束の時間にマイキーの家に着いた
マイキー「おはー」
『おはよ』
マイキーは道着を着ていた
マイキー「着いて来て」
道着姿なんて珍しいなぁだなんてぼんやりと考えたながら
後ろについて歩く
マイキー「じいちゃん、ここの先生なんだー」
『そうなんだ』
「えい、えい」と掛け声が聞こえる
マイキー「昼には終わるからさ、その後遊ぼうぜ！紹介したい奴もいるんだー！」
『うん、分かった。いいよ』
マイキー「決まりなー」
マイキーは「連れて来た」と道場に入りながら言う
入口から顔を覗いて見ると
たくさんの人がいた
大人の人もいるし、同学年、下の学年も上の学年の子もいる
少し緊張する
マイキー「入って来いよー」
意を決して、靴を脱いで入る
「椿Aちゃんだね。ここで先生をしている、佐野万作じゃ。万次郎から聞いてるぞ」
『はい。よろしく、お願いします』
お辞儀をする
万作「お利口じゃな」
佐野さん、いや、佐野先生はポンポンと頭を優しく叩き
「万次郎もこの子を見習え」だとか言う
佐野先生に案内されて
道場の隅で座って練習風景を見る
時々大人の人が声をかけてくる
ここでどう言うことをしてるのか、ってのが大半
話しかけてくるのはいいけどちょっとビビってしまう
休憩時間になるとワラワラと集まってくる
「どこ小？」
「マイキーくんと友達？」
「名前は？」
「何が好きなのー？」
「何年生ー！？」
と質問のラッシュ
質問は簡単なはずなのに
なぜか冷や汗が浮かび
固まることしか出来なかった
...あ、私はまだ子どもなんだと実感する
過去に戻ったかもしれない事実でも
この体はまだ子どもだと
質問を答えれず固まっていると
「こいつニンギョーみてぇ」
と声がした
「お前、ヒトミシリっていうヤツ？」
人見知り、と言うより
慣れてないだけ
でも救世主だった
「俺、場地圭介！お前は？」
ば、場地......！
場地だ...
血のハロウィンのことを思い出すと
悲しくなった
そしてあれからを思うと申し訳なかった
場地「なんで泣いてんの！？そんな集られんの嫌だったのか！？お前ら散れ散れ！」
死んだやつに会えるなんて嬉しいに決まってるよ
グジグジと目をこすって
『椿A。よろしく場地』
場地「おう！やっぱ、喋れるじゃねーか！俺のおかげだな！よし今日からお前は俺の子分な！」
私達はなんとなく握手をした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
実は狂暴という噂の男と、付き合うことになった件について
柴家の双子の妹は弐番隊副隊長【三ツ谷隆】
幼馴染コンプレックス共の妹扱いが傍迷惑すぎる｡ その3【東京リベンジャーズ】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
珠羅(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます！制作中ですので、しばしお待ちください！ (2022年5月16日 20時) (
レス) id: 4ac8565e93 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年5月15日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：珠羅 | 作成日時：2022年5月12日 0時
