帰国子女のあの子は片想いをしているらしい Part4【ヒロアカ】 (ページ27)

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「何かあったら言って｣

.....とは言ったけれど

ライブの練習、リハーサル

ミスコン用の曲作り

当然土日は潰れる

申し訳ないけれど時間がない

でも、寮だとかでコツを教える約束をした

文化祭が近づく中

寮でミスコンで歌う曲を小声で歌っていた

切島「歌めっちゃ上手いな！」

『え？』

上鳴「耳郎もめっちゃ上手いけど、なんつーか光神の場合、天使の歌声って感じだな！」

『は？え？』

蛙吹「驚いちゃってるわね」

芦戸「ミスコンで何歌うの！？聴きたい！！」

『英語の歌で...クラッシック系統の曲なんだけど...』

八百万「まぁ！是非私もお聴きしたいですわ！」

『うん...じゃぁ曲ありは本番の時に聴いてよ！』

芦戸「もちろん！！」

私は深呼吸して歌った

切島side

目の前で歌う光神

歌声は上鳴の言った通りだった

透き通り心地のいい声だった

それに楽しそうに歌う光神に目が離せなかった

俺だけに見せた弱音も泣き顔を思い出す

あの時のことを思うと、こんなに楽しそうに笑って歌ってることがすげぇ嬉しい

泣き顔だなんて光神には似合わない

笑ってた方がいい

仲間としてそう思う

『─────どう、だったかな...』

いつもと違い、少し照れながら笑う

俺はすっと言葉が口から出た

切島「めっちゃ良かったぜ！すげぇ透き通っててなんか心がふわってした！やっぱりお前はすげえ奴だ！！」

『えへへ...ありがとう！』

俺の他にも「凄く耳が癒された」とか

光神を褒める声が飛び交った

それに嬉しそう照れてに笑う光神

切島「....？」

なんか...キュッとしたこれは何だ？

何だこれ...

すげぇドキドキしてきたんだだけど...

上鳴(へぇ...ようやくついにかぁ...俺は黙ってておこーっと...)

瀬呂(後は2人がどうするか、だなぁ)

耳郎(へぇ...)

八百万(頑張ってくださいまし...応援してます...)

蛙吹(あと少しね)

あいつらに見られてる気がすんだけど...

マジでなんだよ！？

上鳴も瀬呂に問いつめても「別に」とか言って終始ニヤニヤしていた

その頃のA

耳郎「頑張ってね」

八百万「応援してますわ！！」

蛙吹「えぇそうね！応援してるわ！」

『うん！頑張るよ！目指せ優勝！！』

3人「「「...」」」

『え』

耳郎「...ごめん」

八百万「もちろん応援してますわ...ですが...」

蛙吹「貴方のためにって思うと伝えたいことも伝えれなくて...ごめんなさいね...」

『え、あ、うん...？(もしかしてバレそう？)』