帰国子女のあの子は片想いをしているらしい Part4【ヒロアカ】 (ページ20)

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霞む視界と頬が濡れる感覚と共に

声を耳に入れた

「...サーナイトアイさんは最期に「元気とユーモアのない社会に明るい未来はやって来ない」そう言い残しました。貴方方宛にもあります。「ミカヅチ、責任を負う必要はない。前に進んでくれ。未来がこうなることは分かっていた」「どうか3人には私の意思を引き継いで欲しい。君達ならできる」と...」

酷く嗚咽を漏らしながら泣く雷矢兄さん

その隣で背中を擦りながら声を殺し同じほど泣く風矢兄さん

私は、私達は大きな存在を亡くしてしまったんだ

そう痛感した

私の捜索の遅さに後悔し

何も出来なかった事に後悔し

重くのしかかった

『私達も、サーナイトアイさんの所に行こ...兄さん』

私は兄さん達を引っ張りサーナイトアイさんに挨拶をした

オールマイト「光神少年達...」

サーナイトアイさんの顔は穏やかで笑っていた

『...サーナイトアイさん。私達が貴方の意志を引き継ぎます。明るい未来にするために。貴方が喜んでいただけるような未来にします。だから見守っていてください』

風矢「...あぁ！！サーナイトアイ！！任せてくれ！！だから安心してください！！」

雷矢「貴方の分も...ヒーローして明るい世の中にしてみます...！！」

サーナイトアイさんに挨拶と言うよりか

誓いをした

私のヒーローとしてやるべきこと

してみせるべきことが

見つかった

...出来ればサーナイトアイさんの死がきっかけじゃなければ良かったけれど

そんなことを言ったらサーナイトアイさんに怒られてしまうな

隠していたボロを見破った人だから

翌日

私は早く退院する人達と共に警察署で聴取を受けた

その後に手続きとかもあり

寮に帰ったのが夜だった

峰田「帰って来たァァァァ！！！！奴らが帰って来たァ！！！」

峰田くんの大声でクラスメイトが駆け寄ってきた

「大丈夫だったか」「ニュース見た」と心配そうに言う

私達はその圧に少し驚いてしまった

花山「A様ぁ！！ご活躍は風矢様から聞いております！！よく頑張りました....」

花山さんは半泣きで私の手を握った

『うん...でも、まだ未熟なところが多くあってそのせいで...大きな犠牲が出てしまった。だから、もう繰り返さないようこれからも頑張るよ』

花山「A様...何か困ったことなどあればお申し付けください。私さらにサポートさせていただきます」

『いつもしてくれてるよ。いつもありがとう』

花山「お嬢様ぁぁぁ...！！！」