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様子を見た通形先輩は私達の方に振り向いた
通形「壁は塞いであるだけです！ただかなり厚い壁で
す！」
ロック「治崎の分解して治すならこういう事も可能か」
ファット「小細工を...」
雷矢「ぶち抜こう...」
準備しようとした時に
緑谷「来られたら困るって言ってるようなもんだ！！」
切島「そうだな！！」
緑谷くんと切島くんが先に出て
切島「妨害できるつもりならめでてーな！！」
壁を破壊した
ロック「......ちったァやるじゃねぇか...」
ファット「先越されたわ」
雷矢「かっこいいところ見せたかったのにぃ〜！！」
『デクくん！烈怒くん！ナイス！』
切島「こんなモンどうってことねぇ！」
緑谷「この調子で行こう！」
『おう！』
雷矢「......」
ファット「なんちゅー目しとんねん」
雷矢「だって...だってぇ...」
ロック「女々しい奴だなおい」
壁を崩せた為進めるようになり
足を進めようとした
その時
ぐにゃぐにゃと道がうねって変わって行くのがわかった
「治崎じゃねぇ...逸脱してる！考えられるとしたら...本部長の入中！」
雷矢「規模が大きすぎませんか！？入中が入り操れるのはせいぜい冷蔵庫くらいの大きさまで......まさか...！」
ファット「あぁ...かなーりキツめにブーストさせればない話じゃぁないか...」
操れるということは
『生きた地下迷宮......厄介なダンジョン...そんなふうにさせる薬とか怖すぎる...』
雷矢「本当！こういう事好きだよね！！？？さすがゲーマーだよ！！ゲームに嫉妬するわ！！」
『はぁ！？本当にやめて！！このシスコン！！ブーストさせる薬が怖いって言っただけだし！！』
ファット「こんな時に兄妹喧嘩すんなや！！」
「すみません、日常茶飯事なものなので気にしないでください...」
一向に入中の個性が止まない
どれほどの規模か分からないから
電流を流したところでって感じだし
ここにいる人達も巻き込んでしまう可能性だってある
これは兄さんも同じことで
難しいところだ
通形先輩が先に進みしばらく走っていると
地面が急に動き穴が空いた
私と何人かのサイドキックが後ろにいる警察官の元へ飛ばされた
痺れる感覚がした
雷矢「アマテラス達は目的物の捜索を！！俺はこっちで何とかする！！」
『兄さん！！皆！！』
雷矢「頼んだぞ、A」
『...！わかった！！』
切島「俺らのことは気にすんな！！！」
緑谷「また後で！！！」
その声で道は塞がった
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作者名：珠羅 | 作成日時：2020年7月20日 19時
