夢くらい見させてください【ヒロアカ×東京喰種:re】 (ページ13)

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私は貰った豆で淹れた

本を読みゆっくりすごした

そう言えば、コスチュームどうなったのかな

動きやすくてかっこいい感じって書いたからなぁ

本とカップを片付け眠りについた

リゼ「ねぇ、Aちゃん」

『何？リゼお姉さん』

リゼ「アナタはいつまで夢を見続けるのかしら？」

『さぁ…』

リゼ「ねぇ、Aちゃん」

『何？リゼお姉さん』

リゼ「いつまで守られる側でいるの？アナタのお兄さん私を受け入れて、自己犠牲をしてまであなた達を守ろうとしてたのよ」

『…そうだね、私は強くない。でも、誰にも守られなくてもいいくらい自分の脚で立って歩きたい。今は個性を強くしたい』

リゼ「そうね。アナタは弱い。弱いの。だから守られる。個性を強くしたいって？今更人間気取り？あははっ！…夢を見てないで現実を見なよAちゃん」

『そうだね。現実を見なきゃいけない。でも、あのおじいさんやトーカさん達が背中を押してくれた。みんなの期待に応えたい』

リゼ「現実はそんなに甘くないわ。きっと人の世界に来ても奪う者奪われる者がいる。どんな世界も弱肉強食。お兄さんがどれだけ喰種の世界に巻き込まれないようにしてくれても結構はアナタは喰種」

『知ってるよ。私は喰種。…本当はあの時無理矢理でも兄さんについて行きたかった。傍にいたかった。でも、やることがあると言いあんていくからいなくなった時、兄さんがあんていくに戻ってきて私を抱きしめて頭を撫でてくれた時思ったよ。私には何も出来ないって』

リゼ「そうね、あの時はアナタは幼かった。あのヒナミっていう子よりも」

『うん。でも…兄さんが私をあそこまでしてまで守ってくれたことにきっと意味がある。弱いからでもあるよ。確かにリゼお姉さんの言う強さっていうのは他者を喰らうことだと思う。けど、私は自分自身の弱さを喰らってリゼお姉さん、アナタを喰らうよ。それまで夢を見させて。そのためにアナタの助言がいるよ。だってリゼお姉さん強いから』

リゼ「うふふっ…あははっ！！アナタはそう考えてるのね…私が強いと思ってるのね…嬉しいわ。じゃぁ、強くなって私を喰らいなさい」

『ありがとう…でも、ひとついいかな？』

リゼ「なぁに？」

『この夢がこの3年間の間で覚めたらアナタを喰らうよ。まだ弱くても喰らって強くなる』

リゼ「…わがままね。いいわ」

『ありがとう』