四百九話 ページ37
視線を送るが誰も助けに来てくれない。
え？私このモンスターハウスに一人取り残されるの？
『あのー、西郷さん？
私ツナちゃんじゃない、誰ツナちゃん』
西郷「なーにおかしなこといってんのよ。
はい、アンタもどんどん飲みなさい」
前呼んでいた綱渡りちゃんを略してツナちゃんなのか謎のあだ名で呼んでくる。
問答無用でグラス渡してくる。これ断ったら「俺の酒が飲めねーのか」で殺されんのかな。
猿飛「…その声は、A。
何、もしかして私とGINを引き離したのは貴女の仕業だっていうの？
二人仕掛けの放置プレイでも仕掛けてたのかしら、そんなの興奮するじゃない‼
でもやっぱりなんで貴女がGINに近いポジションにいるわけ？
それだけは納得できないんだけど‼」
『とりあえずその体制何？』
あやめは私の存在を確認するとひたすら喋り出した。
亀甲縛りで上から吊ろ上げられているポーズの方に目がいく。
多分セルフ束縛プレイとかなんだろう。
あやめは常にテンションおかしいからまだいいが、こういう時の一番の問題は以外にも普段真面目な人だったりする。
月詠「…………」
何が怖いかっていうと、さっきから不機嫌そうな顔で月詠さんが見つめてくることなんだよね。私お気に触れることいたしました？座っているだけなんだけれどもあそばせ。
片側からの視線に耐えていると、月詠さんが近づいてきて西郷さんとは反対の隣に座った。
月詠「ねェ〜GIN様とAってどんな関係なの？
前は腐れ縁って言ってたけど…内緒で付き合ってたりしない？」
『しないしない絶対ない！だから安心してツッキー‼
私とGIN様が付き合ったらお互い吐くから‼』
月詠「だから頭って呼ぶなっつっただろうが‼」
『あいだァ‼』
理不尽な理由の背負い投げで別の席の机に頭を突っ込んだ。
ツッキー幻聴聞こえてるっぽいから耳鼻科行くといいよ。頭痛い。
でも良かった、今度は月詠さん土方のところに行ってる。
これで一回逃げ出して…そう思ってると後ろから軽いラリアットを食らった。
西郷「聞いてたわよ、何？
そのGIN様といい感じに聞こえたけど」
『ゲホッ』
恋する乙女の次は恋ばな好きのオカマが来訪。
そういえば一緒に飲んだときの話題も恋ばなだったっけか。
恋ばな好きなんだろうけどGINについては詩織ちゃんにたっぷり絞られてるんだ。
もう言うことないんだ。
『いい感じっつーか呪いあってる感じっすね』
揺さぶられたら吐きそう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たこわさび - Aさん» 落ちの話ですが今の時点では決まっておりません。そもそも落とすかどうかも決めかねている状態です。まだ未確定の部分もあるのでご期待に添えるかどうかも分かりません。ですが、一つの意見としてしっかり受け取らせていただきます。コメントありがとうございました。 (6月22日 22時) (
レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
A - 沖田落ちだと嬉しいです！ (6月22日 12時) (レス) @page37 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
A - 落ちは決まってますか？ (6月22日 12時) (レス) @page37 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たこわさび | 作成日時：2023年5月11日 23時
